ゴルフ中継のコロナ騒ぎから一夜明け、日没サスペンデッドで大会は続いている。
報告責任とか、認識が甘いとかは責められるだろうけど…面倒くさい世の中だ。
この程度は５年経てば完全に忘れられるか、笑い話にさえならない。
僕なりにミニ番組の内容についての確認を終えたら通常運行に戻る。
きょう土曜日はトップリーグの取材、ニュースからは外れたが花園なので観戦に行く。
神戸製鋼とNTTドコモ、両チームともオールブラックスのスター選手が出場する。
ペレナラ、レタリック、クルーデン、そしてベン・スミス。
緑の芝、赤と青のジャージ、赤のバックスタンド、生駒山の緑、青い空。
グリーン、レッド、ブルーのトリコロール。
初夏の日を浴びて何もかもが美しい。
コロナウイルスって何なの？と思えるほど世界は美しい。
舞台に加えて試合も素晴らしかった。
26-26 残り10分という数字だけでもそれがわかる。
ドコモが王者を倒すアップセットか！？
と誰もが思ったが…ロスタイムに神戸製鋼がラインアウトからのモールで侵攻、
崩れかかったモールから重量級のフォワードを発射！逆転トライを奪った。
スタンドからはドコモにも神鋼にもスタンディングで拍手。
生で見られてシアワ気持ちいい試合だった。
花園ラグビー場の美点としてメインスタンドから見える生駒山がある。
生駒は600ｍほどの大阪と奈良を隔てる山地、いま新緑が萌えている。
俳句の季語に「山笑う」があるが今こそが笑っている季節だ。
例年より一週間ほど早い。
関西のテレビ局の送信所がある山頂付近には桜が咲いている。
試合終了は２時過ぎ、まだ日は高い。
そうだ、生駒山へ行ってみよう！
（続く）
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