
『没後50年 髙島野十郎展』@大阪中之島美術館
この美術展はヒロが一人で行って「すごく良かった」とお薦めの画家。
画壇に属せず、孤高の作家で、没後に再評価された人。
1800円で当日券を買って入る。
平日の、有名ではない画家の展覧会。
空いていて、それだけで気持ちいい。
しばし。この孤高の画家の生涯をたどりながら午後の時間を過ごす。

髙島野十郎(1890 – 1975)は、「蝋燭」や「月」などを独特の写実的筆致で描く福岡県久留米市出身の洋画家です。没後50年の節目に開催する本展は、代表作はもちろんのこと、初公開も含めた160点超を展示する過去最大規模の回顧展で、大阪では初めて開催されます。「孤高の画家」と呼ばれてきた野十郎の芸術が形成されたルーツを遡り、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会ではそれほど大きく取り上げられることがなかった部分にも焦点を当て、その芸術の真髄に迫ります。

なかなかそんなことはないのだが、見る全ての画が素晴らしかった。
髙島野十郎という画家、いいなあ。
きのうの満員電車のような苦痛でしかなかった国立奈良博物館の記憶が浄化された気分。
髙島画伯は久留米出身、家は造り酒屋だという。
このサイトが画伯の作品に詳しい。
会社でも、大学でもそうだが、組織の人として生きるのは面倒くさい。
会議に出て、報告書を書いて、決済を受けて、また会議で報告する。
人間関係もめんどくさい。
話すたびにイラッとする人もいるだろう。
それが上司だったりしたらストレスで病気になりそう。
自分の発言が誤解されることも多々あり。
村上春樹だったか、同業の作家の集まりがめんどくさい、と書いていた。
きっとこの髙島野十郎さんもそうだったのだと思う。
そういう日本の画壇とは距離を置いていたい。
面倒くさそうな巨匠や、自分とウマが合わない同世代もいただろうし。
当時は同じ久留米出身の画家 吉田博が、画壇を支配していた黒田清輝を殴ったとかの
争いもあり、若い髙島さんはめんどくせーなと思っただろう。
(あくまで推測です)
東京大学農学部の水産学科を首席で卒業、とっとと画家になってしまう。
この人も別の意味でめんどくさい人みたいです。
実家が大きな造り酒屋で援助があったのでしょか。
晩年は千葉の柏市にアトリエを構えていたそうです。









〈2026/5/27〉