花園でラグビー観戦した後、近鉄電車で生駒駅へ。
生駒駅からケーブルカーを2本乗り継いで生駒山上遊園に登る。
土曜日だったので遊園地は小さな子供と連れた家族連れで賑わっていた。
賑わっていたと言ってもそこそこで混雑とはほど遠い。
昭和感漂う施設だが、ボーネルランドの遊び場とかそれなりにリニューアルしている。
まったく予備知識なしで衝動的にやってきたのだが興味を引かれたものが3つあった。
ケーブルカーと飛行塔、そのあとに偶然に訪れた生駒聖天 宝山寺。
日本最古と言われるケーブルカーは103年前に敷かれたもの。
山上遊園にある飛行塔、現存する大型遊戯施設としては日本最古、92年前のもの。
飛行塔という施設はどこか懐かしい。
小説や詩に出てきそうな寓話的な存在感。
飛行機に乗ることが今のように一般的でなかった時代、これに乗るのは特別だった。
この生駒の飛行機に乗って見る大阪平野の眺めは素晴らしいだろうな。
90年以上前のものが現存、今も現役だということが奇跡。
いつかヒロと生駒を登って、二人でこれに乗りたい。
死ぬまでに一度は。
戦争を免れた奈良・生駒山の大型遊具「飛行塔」、90年の歴史 » Lmaga.jp
そして、これも全く知識のないまま迷い込んだように訪れた寶山寺。
司馬遼太郎「城塞」の冒頭にこんな一節がある。
「徳川家康にも、その経験があったにちがいない。その生涯のうち何度か、
かれは大和から大坂に入るべく生駒山を越えた、かれも大坂の野をみはるかしたで
あろう。一望の田園は膏肉(あぶらみ)のようにゆたかであり、野は茅渟ノ海
(大阪湾)をかこんで瀬戸内海に通じ、淀川は当時百万人を養うに足るといわれ、
さらには秀吉がつくった市街、天下の冨を集めている。」
逆光で少し見にくいが、その家康が見たであろう大阪平野が見える。
今は高層ビルに囲まれているが大阪城を囲む森も認識出来る。
当時はビルなどなく、海も近かった。
生駒駅から生駒ケーブルで山上遊園へ。
帰りはケーブルで途中の宝山寺駅で下車、宝山寺を訪れ、生駒駅まで歩いて下る。
空腹で帰りに2月に行った八戸ノ里駅前の「北野カレー」でコロッケカレーを食べる。
ラグビーと生駒山、ダブルヘッダーでてんこ盛りの土曜日。
お一人さまを堪能しました。
以下、写真日記で。追々、キャプション加えます。
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