【 11.25 日録 】(後半)
敷き紅葉の妙見山もみじ谷をあとにして、今日は徒歩ではなく観光リフトとケーブルで下山。
帰りは日没前の斜光線が山々を照らして、すべての景色が美しい。
リフトからケーブルに乗り換えるあたりが妙見の森というちょっとした公園になっている。
妙見山は北極星信仰の山らしい。
「北極星入り口」という駅があって線路が北の空へ伸びている。
ポーラスター鉄道だ。
妙見の森ケーブルにも初めて乗る。
黒川駅までの車窓も素晴らしかった。
これで関西のケーブルカー、乗ってないのは残すところ信貴山ケーブル(運転休止?)だけかも。
妙見口駅前の売店「かめたに」で猪のソーセージを焼いたししフルトを食べる。
これが美味。
ドイツビールに合いそうな濃厚な味。
で、帰り着いた西宮ガーデンズの駐輪場。
通勤用自転車(ナイトアロー号)の後輪タイヤがベコベコ。
パンクか!
ヒロは先に帰して、駐輪場にあるポンプで空気を入れてみる。
パンパンにはなるがすぐにベコベコに。
帰り道に サイクルベースあさひ があることを思い出す。
500mほどだろう。押して歩く。
パンク修理を頼むが最初に対応してくれた若いスタッフがどこか頼りない。
彼によるとバルブ交換が必要だとのことだったが…。
結局、二箇所がパンクしてて、修理をしてもらう。
1650円の出費。
素晴らしい秋の里山歩き。
お目当ての場所の紅葉が終わって。
自転車がパンクしていた。
最後にプチトラブル。
でも、これくらいで済んだと思えばラッキーだ。
ブラウニングの詩(上田敏訳)を思い出す。
時は秋、だが。
時は春、日は朝(あした)、朝は七時(ななとき)、
片岡に露みちて、揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
ロバート・ブラウニング「春の朝」(はるのあした)
そう、すべて世はこともなし、というのがどれほど幸運か。