【 10.04 日録 】
2日間飲まず、昨日は飲んだ。アルコール量にして70グラム見当。純度100%のアルコールを小さなデミタスカップ半分ほど飲んだイメージになる。目覚めはちょっと悪い。というか、睡眠の質が良くない。夢を見る。飲むと決めた日もアルコール量は50グラム以下にした方がいいなと思った。缶ビール350mlと日本酒一合なら35グラム。特別な宴でもない限り、これくらいで満足出来るはず。
ちょっと寝坊したせいで、朝やるべきTO-DOを流してしまう。午後から「キングメーカー」を塚口へ観にいこうと思っていたが、今日はお休みとする。あす、あさってと遅めの時間にチェック仕事があるので今日の仕事は先送りにする。図書館へ行ったり、たまっている映画レビューの日記を書いて午後を過ごす。
図書館で借りたのは藤本和子「イリノイ遠景近景」と益田ミリ「美しいものを見に行くツアーひとり参加」の2冊。ブローディガンの「アメリカの鱒釣り」の訳者である藤本さんのこのエッセイをなぜ予約したか忘れてしまった。こういうきっかけを忘れることは多々ある。遡って思い出してみる。そうだ! 解説が大好きな岸本佐知子さんだったからだ。(この人も翻訳家)と思って解説を読もうとしたら…ない! 実はこのエッセイ集、90年代に出版されたもので、なぜか最近文庫になった。その文庫の解説を岸本さんが書いている。というわけで僕の借りたハードカバーは解説がなかった。(笑)読み始めたらいきなりイリノイの平原で雑種犬と暮らす日々が描かれていて面白そう。もう一冊の益田ミリさんの本にアイデアをもらう。この人は死ぬまでに美しいもの、たとえばオーロラ、を見ようとお一人様でツアーに参加するのだが、僕も真剣に行きたいところ、たとえばノルウェイのロフォーテン諸島、への計画を、実際に行くことを想定して立案してみようではないか、と思い立った。今ならネットに情報はあふれているし、Googleマップで現地の様子をのぞき見することも出来る。いくらあったら行けるのか?交通費は?円安で現地宿泊費はどうなっているのか?ひとり旅だとしたら何をどこで食べるのか?今こそ格安のホステルを使えばいいな、とか。終日、そんな計画を立てるのも楽しいな。
メルカリで2冊購入した。安西水丸さん(享年71)と片岡義男さん(83歳でご健在)のともにステキなイラストや画像がたっぷり入った美しい本。珈琲やウイスキーを飲みながらパラパラ読もう。
こちらが最近出版された文庫本。
30年前の本がなぜ今になって文庫化されたのか?
何か理由があるのだろうが経緯は不明。
単に名作復刊ということか。
岸本佐知子さんがTwttterに投稿している。
このたびちくま文庫よりめでたく復刊された藤本和子さんのエッセイ集『イリノイ遠景近景』に解説文を寄せました。名翻訳者にして盗み聞きの達人、けっこう毒づいたりもする藤本さんの魅力が全開の一冊です。ぜひお手に取ってみてください!
こちらが図書館で借りたハードカバー、1994年の初版本。