ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/08/06 Thu. 空堀「スタンドそのだ」で昼吞みする

仕事を終えてA部氏と昼吞みの約束。

鶴見緑地線で一本の谷町六丁目(たにろく)へ行く。

以下、とりあえず絵日記で。

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大阪城エリアの南、空堀商店街の昼下がり

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高低差がある街は大坂の陣の名残り この東側に真田丸があったとか。

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午後3時半、仕事を終えて鶴見緑地線で一本、谷六を降りると「今なら」という蕎麦酒の店が営業中!

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谷町筋から一本入ると上町台地の古い居住エリアに迷いこむ。

 

2016年にオープンしたらしい。

セルジオにこの店のことを聞いてネットリサーチした時は南森町食堂や西宮食堂みたいな

カフェテリア方式の大衆食堂(フジオフード系)をイメージしていた。

ちょっと違う。

昭和レトロを外側だけ模倣してしている感じではない。

(たとえばオロナミンCのホーロー看板だとかを飾って)

直感で言ったこともない台湾の食堂を思い浮かべた。

行ったこともないのに何でだろう?

昭和30年代の映画に出てくるような雰囲気もある。

カウンターだけ。

半分ほど客がいる。

みんな飲んでいる。

一人客、あるいは二人客。

若めのカジュアルなカップルが数組飲んでいる。

いかにも近所から歩いてきた感じ。

京都みたいだとセルジオが言う。

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地下鉄の駅から歩いて5分で到着 「スタンドそのだ」です。

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僕の脳内ではこんなビジュアル。行ったことないけど台湾の大衆食堂かな。

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風通しのいいのはコロナ対策でしょうか、デフォルトでしょうか。

 

セルジオからガッツリ系と聞いてたので量が心配。

おそるおそる注文する。

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カウンターに座り、さっそく黒ラベルにA部さん所望のレバカツ(250円)適量にホッとする。

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カウンターには三十代くらいの地元民風のカップルが目立つ。僕らが最年長かも。

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うずら卵の燻製(250円)

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枝豆とコーンのかき揚げ(350円) たまねぎも入ってカリカリで。

 

会社から地下鉄で一本。

独酌にもいいかもしれないとシミュレーションをする。

酒は黒ラベル一本のみ、あるいはレモンサワーに中を追加する。

つまみは一品勝負、それと〆をつまみ代わりにする手もあるな。

ルーロー飯は小さな丼でちょうど良さそう。

名物肉豆腐と浅蜊と卵の味噌汁とルーロー飯。

次はそうしよう。

いや、カレーも食べてみたい。

ナポリタンも、ガーリックライスも捨てがたい。

厚揚げ丼ってどんなだろう?

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昭和の中華とか洋食屋とかにありそうなスタイルのメニュー。

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隣が食べてたラーメンをA部氏が「ここには滅多に来られない」悔いなきよう乾坤一擲の注文!

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二杯目、A部氏はハイボールを、僕はレモンサワー(300円)、瓶が嬉しい。焼酎おかわり200円。

 

昭和レトロを狙っててあざといって見方もあることはわかる。

でも、これってこういう意匠であり、コンセプトであることを考えたら成功してると思う。

失敗してる店はわかる。

要は、安くて、居心地が良くて、美味しくて、使い勝手がいい。

これは生き残る条件だと思う。

 

日盛りの中、大阪市内を歩く。

台風飯店をチラ見して、長堀通りを西へ。

松屋町通りを北上して、木下酒店へ。

5時過ぎ、座りで瓶ビールとウイスキー水割り。

先週来た時にはいなかったお母さんが店に座っていた。

もうカウンターには入らないのだろう。

お店のマスコットになっていた。

5年前には店で天ぷらを揚げていた。

でも、元気でよかった。

 

空堀から松屋町への道、長堀通りで暴走自転車のアタックを受ける。

修理したばかりのデジカメがONになったまま突然死した。

あっという間のことだった。

あれは犯罪だ。