仕事を終えてA部氏と昼吞みの約束。
鶴見緑地線で一本の谷町六丁目(たにろく)へ行く。
以下、とりあえず絵日記で。
2016年にオープンしたらしい。
セルジオにこの店のことを聞いてネットリサーチした時は南森町食堂や西宮食堂みたいな
カフェテリア方式の大衆食堂(フジオフード系)をイメージしていた。
ちょっと違う。
昭和レトロを外側だけ模倣してしている感じではない。
(たとえばオロナミンCのホーロー看板だとかを飾って)
直感で言ったこともない台湾の食堂を思い浮かべた。
行ったこともないのに何でだろう?
昭和30年代の映画に出てくるような雰囲気もある。
カウンターだけ。
半分ほど客がいる。
みんな飲んでいる。
一人客、あるいは二人客。
若めのカジュアルなカップルが数組飲んでいる。
いかにも近所から歩いてきた感じ。
京都みたいだとセルジオが言う。
セルジオからガッツリ系と聞いてたので量が心配。
おそるおそる注文する。
会社から地下鉄で一本。
独酌にもいいかもしれないとシミュレーションをする。
酒は黒ラベル一本のみ、あるいはレモンサワーに中を追加する。
つまみは一品勝負、それと〆をつまみ代わりにする手もあるな。
ルーロー飯は小さな丼でちょうど良さそう。
名物肉豆腐と浅蜊と卵の味噌汁とルーロー飯。
次はそうしよう。
いや、カレーも食べてみたい。
ナポリタンも、ガーリックライスも捨てがたい。
厚揚げ丼ってどんなだろう?
昭和レトロを狙っててあざといって見方もあることはわかる。
でも、これってこういう意匠であり、コンセプトであることを考えたら成功してると思う。
失敗してる店はわかる。
要は、安くて、居心地が良くて、美味しくて、使い勝手がいい。
これは生き残る条件だと思う。
日盛りの中、大阪市内を歩く。
台風飯店をチラ見して、長堀通りを西へ。
松屋町通りを北上して、木下酒店へ。
5時過ぎ、座りで瓶ビールとウイスキー水割り。
先週来た時にはいなかったお母さんが店に座っていた。
もうカウンターには入らないのだろう。
お店のマスコットになっていた。
5年前には店で天ぷらを揚げていた。
でも、元気でよかった。
空堀から松屋町への道、長堀通りで暴走自転車のアタックを受ける。
修理したばかりのデジカメがONになったまま突然死した。
あっという間のことだった。
あれは犯罪だ。