ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/08/10 (水)

2000年8月立山 雷鳥沢にて *ソロキャンプではありません。

【 08.10 日録 】

暑い日が続く。うんざりする。エアコンなしで涼しいところへ身を置きたい。倦怠感がデフォルトになっている。コロナかも?というと夏バテや、と一笑された。午後になると100%眠くなるし、夕方にビールを飲むと100%眠くなる。要するにバッテリーの容量が目減りしているんだな。iPhoneに「バッテリー残量が20%を切りました。低電力モードにしますか?」と表示が出るけど、さしずめ「シオダさんの体力残量が20%を切りました。何をやっても効率が上がりません。眠って下さい。」かな。小一時間眠ったところでそれほど回復は見込めない。

 

25年ほど前、暑さを逃れテントとシュラフを大きなバックパックに詰め込み、上高地へ行った。三十代後半のころだったか、小梨平のテント場でキャンプ、今で言うソロキャンプをしてお盆の数日を過ごした。2年連続だったかな。池澤夏樹の小説を読んだり、テントを張りっぱなしにして槍ヶ岳に登ったりした。それらの日々を思い出して、元気だったんだなと思う。そして、何よりも一人だったんだなと思った。ふと思いつけば長めの休みをとって、ふらりと出かけた。体重は今より5キロ以上重かったが、フットワークは軽かった。体力があった? もちろんそれもあるが、一人暮らしだった というのが大きいのだろうな。

 

午後から編集スタジオでポスプロチェック。6時に切り上げて梅田の地下食堂街を歩く。やたら人が多く、どの店もほぼ満席で、いくつかの店の前には順番待ちの列が出来ていた。あすは休日、そのままお盆休みに入る。そのせいだろう。僕の勝手な感覚ですが、人流の多いゴールデンウイークとお盆とかの感染増を心配するが、だからと言って爆発的に増えるわけではないね。せいぜい20%増とかそれくらい。それよりウイルス側の都合で増減を繰り返してるような気がする。集団の中である一定の感染数になると自然と集団免疫が機能して減り始める。お盆に感染爆発だ!とテレビや新聞は言うけど、今回もたいして増えないと思う。逆にそろそろ減り始めるのでは?

 

最近、唾液が多い。マスクのせいかなと思ったが、調べてみると老化のせいかもしれない。そういえば口角からよだれを出してる爺さんいるもんな。唾液が少ないよりは感染予防にはいいみたいだが、よだれを垂らして歩くのは避けたい。

 

 

ことしに入って今村翔吾の3冊目。初めての短編集で、おそろおそる読み始めたが…最初の表題作「蹴れ、彦五郎」にいきなり襟元をぐいっと捕まれてしまった。巻末のあとがきでこれがなんと処女作であったことに驚く。今川義元の嫡男氏真を主人公にした哀しくも痛快、かつ爽やかな読み心地の佳作でした。他の八編もハズレなし!