ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/08/05 (金) 「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」@MOVIXあまがさき

ジュラシックシリーズ最新作を観た。

ヒロと二人で観るのはいつ以来だろう?と検索したら、

「シン・ゴジラ」「キング・オブ・モンスター」、2020年に市川崑の甲子園ドキュメント…

それ以来、2年ぶりだった。

ジュラシックシリーズやゴジラシリーズはあえて大きなスクリーンで観ようという意図。

本当はシリアスで芸術映画や人間の心の機微を描く小品を暗闇で集中して観るべきだよね。

 

「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」@MOVIXあまがさき

11時15分上映の回、夫婦50割引で買おうとしたら一人1400円だった。

え? 200円も値上がりしてるやん。

そういえば二人ともシニア料金だった。

1200円×2枚=2400円でした。

 

あまり意識したことはなかったけど、僕はジュラシックシリーズ 恐竜映画が大好きだ。

初めて「ジュラシック・パーク」を観たのはDVDだった。

そこから同じくDVDで Ⅱ、Ⅲ と観て、結婚してから「ジュラシック・ワールド」の過去2作は

ヒロといっしょに劇場で観た。

最新作が公開されたことを知り、amazonプライムで全5作品を観た。

甲乙はあるが、どれも楽しめた。

どれも2時間以上ある。

たぶんこのシリーズが大好きなのだ。(笑)

 

パークとワールドの主要キャスト合体!

 

イタリアのドロミテ山中、凍った湖に不時着したオーウェンと女性パイロットは

九死に一生を得てコックピットから這い出し、脱出に成功する。

ところが、その湖は全身を羽毛で覆われた獣脚類、ピロラプトルの生息地だった。

 

冬のイタリアアルプス、美しくも、身の毛もよだつ悪魔のような獣。

古代の神話を描いた画のような…。

このピロラプトルのシーンだけでも1200円の元がとれた気がする。

ピロラプトルの造形が素晴らしい。アカデミーのデザイン賞に推したい。

 

動画でその恐ろしさを見て欲しい。

鳥肌が立った。

黒地に crazy penguin (狂ったペンギン)の文字。

でも、ちょっとだけ思った。

こいつは翼があるのに空を飛べないのか?

ペンギンみたいなものか、と思ったら恐くなくなった。

いや、怖いわ。

 

    

 

作品の評判は概ね良くない。

世紀の駄作とか、また炎の王国に続きまたも失敗作とか。

僕は面白かった。

最初のパークから比べたら、設定やストーリーはもちろん新鮮味に欠けるけど、

それを超えて余りある迫力ある恐竜たちをこれでもかと惜しげも無く見せてくれる。

スピルバーグ版の凄さは初めて観たアニマトロニクスのTレックスの大迫力と、

実は小さな恐竜が恐いと教えてくれたことで、特にヴェロキラプトルは凄かった。

白亜紀やジュラ紀の生き物がレストランや厨房に現れるというのは怖い。

「ジュラシック・パーク」は2時間以上あるが、恐竜のシーンは15分だという。

他は人間の表情で見せているのだ。

 

    

 

最新作、僕らは十二分に愉しめたです。

サブスクで配信されたらまた観たいと思う。

映画として完成度が低い?

テーマ性が希薄?

パークとワールドの主役が出会う必然性がない?

主人公が多すぎる?

恐竜ではなく巨大イナゴの問題にすりかわった?

主人公たちだけはなぜか恐竜に食べられない?

007とか、インディ・ジョーンズとか、地獄の黙示録とかの要素を詰め込み過ぎ?

結局、新たなる支配者は誰? 人間? 恐竜?

 

でも、そんなこと僕にはどーでもいいんです。

そんなことを求めすぎて、考えすぎてつまらなくなってしまったシリーズものが多い。

エイリアンとか、ターミネーターとかは難しくなって観たいものを見せてくれない。

制作者の自慰行為になってしまう。

偏差値低いと蔑まれてもいいからバカになって欲しい。

ジュラシックシリーズ最新作は正解です。

感動に打ち震えて “なんも言えねえ” 状態をこの手の映画に求めていない。

つっこみどころ満載なのも折り込み済みでしょう。

 

気がついたとこを5点ほど。

・サム・ニールはこれくらい歳をとった方がカッコいい。

・ローラ・ダーンは老けたなあ。

・アフリカ系の元空軍パイロットの女性がいい。吹き替え版は伊藤沙莉らしい。

・やっぱり悪いヤツは襟巻きトカゲみたいな奴に毒を吐かれるのでした。

・ブルーの子供ベータがめちゃカワイイ。

 

 

You-Tubeにアップされている動画を毎日観てしまう。

   

 

予告編が何種類もあるので楽しい。

   

 

北京五輪アメリカ代表とのコラボ動画もある。

アルペンのミカエラ・シフリンはラプトルとTレックスと遭遇。

フィギュアスケートのネイサン・チェンはパラサウロロフスの群れに囲まれる。

スノボのショーン・ホワイトはプラキオザウルスを見上げる。