ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/01/14 (金) 残念な う・な・ぎ

年に何回かあった鼻炎の症状が出なくなって久しい。

以前は身体がだるい、しんどい、悪寒がするという風邪の症状が出た。

記憶にあるのは3年以上前、

平成から令和に変わったばかりの2019年の5月、ゴールデンウイーク中だった。

あれは十中八九、感染症だったと思う。

5月3日に高槻ジャズストリートで三密のホールで立ち見でジャズを聴いた。

翌4日は午前中ジョギングして、また高槻ジャズストリートへ行った。

ついでに同じ高槻市内の古墳公園まで30度を超える暑さの中を歩いて往復した。

当時すでに還暦越え、ちょっと無理して抵抗力が落ちていたところにジャズフェスの人混み。

翌5日に近所でデイキャンプしたあとで身体に異変が起き寝こんでしまった。

年甲斐もなく動き回り、というやつ。

で、あれ以来、いわゆる風邪の症状は出ていない。

つまり2年半近く、風邪を引いてない。

「あ、寒気がする、喉が痛い。風邪薬飲んで寝よ 」て兆しもない。

なんかダマされているような、いつかドカンと請求書が送られてくるような気がする。

なぜ 風邪をひかないのかを考えてみた。

年相応、無理しないペース配分をしているというのもある。

コロナ禍、世間並みには気をつけているというのもある。

それまで疎かにしていた手洗い、うがい、マスクをするようになった。 

マスクについては過信していない。

もともとしたくないし、その効果にはちょっと疑問がある。

イメージは鼻と口の前にキーパーを何人か立たせておく、みたいに思っている。

キーパーがいない(ノーマスク)よりマシだけど、通り抜けるボールは一定数ある。

マスクで鼻腔内がウエットになってることの方が大きいのでは、と個人的に感じる。

ま、そのテキトーな分析はいいとして。

これだけ風邪を引いていないと逆に不安になる。

噴火や地震じゃないけどたまってたものがドカーンと。

永らく風邪と闘ってないせいで自然治癒力が低下してるんじゃないかと。

頑張りにも限りがあり、何ごとにも終わりがある。

いつか張り詰めた糸がぷつんと切れたら…と。

悲観論者の真骨頂ですね。

でも、いつかはコロナが(終息と言わず)、エンデミックになったら…

トシヨリ風邪ひくな!とは言いますが…たまの風邪くらい自由にひきたい。(嘘です)

 

ちなみにラグビー、サッカー、バスケなどプロスポーツの選手が続々と陽性になるのは

無症状でも毎週 試合前にPCR検査をするからです。

プロ野球選手にいま陽性者が少ないのはシーズンオフで、検査しないからです。

僕だって毎週検査したらどこかで陽性になるかもしれないってことです。

 

隔日でジョギングしている。

今日は少し風が強く寒かったけど走りました。

御前浜は人っ子ひとり、犬一匹いなくて、気持ちいいくらいでした。

 

午後から阪神電車で神戸元町へ出る。

3時過ぎから3時間の長尺映画を観るため。

ちょっと時間があったのでエヴィアンで珈琲タイム。

運良くカウンターの端の席に座れた。

熱々のサイフォンコーヒーを飲みながら吉田修一のエッセイを読む。

エヴィアン自家製のプリンをつけて650円でした。

 

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映画を見終わると夜だった。

きょうは鰻を食べると決めていた。

以前、と言っても20年以上前、来たことがある「青葉」という老舗の鰻屋。

年配のサラリーマン客が店の前でタバコを吸っている。

よけて暖簾をくぐると一階はそのサラリーマン達が宴会をしていた。

2階のテーブル席に案内される。

4つあるテーブルの3つがグループ客で埋まっていた。

4人席を一人で使わせてもらう。

ひとり鰻重、これも何年ぶりだろう?

うな重3700円、うな重上4800円とある。

値段の差は鰻の蒲焼きの大きさかな? 鰻の質かな?

キモ焼き一本(500円)と普通のうな重3700円と冷酒にする。

菊正宗の大吟醸300mlをキモ焼きで飲ってるうちにうな重が来る。

ちょっと早いね。

お重の蓋を開けると…大きな蒲焼き!

キモ焼きが残っていたが熱いうちに一口食べる。

蒸してから焼く関東風なのだろうか、軟らかい。

う? でも熱々じゃない。

ん?

あんまり美味しくないね。

脂が少ないのか…鰻の旨みがない。

去年の夏、静岡の三島でテイクアウトでうな重を食べたけどそれと同じような。

残念。

おばちゃん二人客は「ああ、美味しかったねえ」と言いながら帰った。

蒸して焼く関東風だから というわけでもないのだ。

でも、この鰻に惹きつける力を感じないのだ。

いわば無気力なうな重。

前に来たときは北海道で知り合った女の子同伴だったせいかあんまり鰻の味の記憶がない。

でも、その頃は味にこだわりは全くなかったもんな。

ま、仕方ない。

天神橋の「うお伊」のカリッと焼かれた熱々のがいいな。

しかも2900円だし。

鰻は天神橋の「うお伊」か、本店の「うお伊」か、南田辺のスタンドアサヒがいいな。

人生であと何回?の鰻タイム。

高い月謝(授業料?)を払ったけど、残りの「う」時間は後悔なく。

 

帰宅後、ことし2回目の市立あしや温泉へ行く。

片道2キロ、往復一里の湯浴み行。

やっぱりたっぷりのお湯、しかも上質の天然温泉、これで380円は奇跡のようなコスパだ。

でも、頻繁に行くと価値が損なわれてしまう。

かなしいかな。

 

*誰もいない御前浜やイマイチだったうな重の写真などはフォトダイアリーで

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マンション一階のロウバイ、今が盛りかな。

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誰もいない!

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広い御前浜 僕と遠くにもう一人、犬を散歩させる人の二人と一匹

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冬の日と雲が六甲に陰影を落とす。

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昼のメインは伊佐木(いさき)の和風ムニエルと夏野菜

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サイフォンで煎れた珈琲は舌が焼けるくらい熱い。

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ゴールデングラブ受賞で混んでました。*映画の感想は追ってアップします。

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見終わって出ると6時半、すでに神戸は夜でした。

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人影少ない冬の旧居留地(神戸大丸前)

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席についた時はここも満席でした。

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鰻 青葉 神戸の老舗ですが…

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蒲焼きの量に不満はないが……残念。