比べられない問いだろうけど、あえて問う。
健康とお金、どっちが大事?
どこかでつながってはいるのだろうけど価値観としては違うよね。
これは年齢に関係なく自明だろう。
不健康な富裕層、病弱な資産家になりたいとは決して思わない。
極貧のアイアンマン、元気ハツラツな生活保護受給者…。
設問そのものに無理がある。
でも、たまに自分を肯定しようとして自問することがある。
フリーで仕事してると切実な設問だ。
チャップリンが言った。
「人生で必要なものは勇気と想像力、それと少しのお金だ」
程度の問題、バランスの問題であることはわかっている。
健康も何だか危うくなってきても、ときどき立ち位置を肯定したくなる。
早朝自転車、今日も8時過ぎから往復する。
エリック・クラプトンのPlease be with me や Let it grow を聴きながら。
そんなことを思ったのはラジオから流れて来たニュース。
「全国的な猛暑 熱中症で4100人が救急搬送」
4100人て!
コロナの感染者はたいていが無症状か軽症なのにね。
4100人が救急搬送。
誰もいない公園のベンチにマスクして一人坐っている老人を思い出した。
今日も出社、昼イチで同じフロアでリモート斑会、続いて編集チェック。
駅で、車内で、スーパーマーケットで、映画館がうるさい。
うちは十分な感染対策してますよ とアピるアナウンス。
同じことをもう何度も何度も聞いてるだよ。もういいよ。
耳にそのアナウンスが暴力的に飛びこんでくる。
読書の邪魔しないで欲しい。
残り少ない限られた人生の時間、その時間を返して欲しい。