ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/04/06 Tue. 消えたニワウルシ(神樹)

ふと想像してしまった。

人生で何度か海外へ長い旅に出ている。

短くて20日間、長いと3ヶ月。

国内でも若いことは2週間なんてザラだった。

1989年の5月から8月にはイングランド、アイルランド、スコットランド、

フランス、ギリシャ、シンガポールで3ヶ月余りを過ごした。

それが2020年3月だったら …僕はどうなってただろう。

若くて、元気で、人生の経験値の少ないアホで身勝手な自分はどうしただろうか?

きっとビビって飛行機代を借金してすぐに逃げ帰ったただろうな。

誰も経験したことのないコロナという厄災、

いまは嵐が過ぎ去るのを待つしかすることがない。

 

御前浜のエノキの巨樹が新緑を纏っていた。

この樹の不思議は海側の半分は葉をつけていないところ。

確か斑入りの葉がついていた側だ。

あの斑入りは海風のせいなのだろうか?

しばらくしたら若葉が芽吹くとは思うが。

 

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御前浜のエノキの巨樹 左半分には若葉が出ていない。

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明るい新緑と青空

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六甲の山肌から桜色が消えて明るい緑が増えていく。

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ソメイヨシノは交配種なので種を作れない。挿し木のみ。

 

あれ?

御前浜にぽつんと立っていた樹が消えている。

「このきなんのき掲示板」で問い合わせニワウルシ(別名シンジュ)と同定した樹だ。

いつのまに伐採されてた。

何の理由かはわからないけど、なんか理不尽なものを感じる。

生きてるものを殺すなんて…!

何か理由があるのだろうけど。

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あれ? 風景に何かが足りない。

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近づくとバッサリと。

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ニワウルシ(シンジュ=神樹)がいいアクセントだったのに…。

午後、妹 厚子と母に電話をする。

厚子によると母は去年の12月に救急搬送されたそうだ。

年末にしばらく入院したことは知ってたが救急車だったとは。

腎盂炎という診断だったそうな。

加齢で免疫力が落ちると雑菌で起こる感染症の一種らしい。

感染症はコロナだけではない。

厚子が3日程前に会ったが元気そうで亀城公園に桜を見に行ったという。

母に直接電話をする。

元気そうでホッとする。

コロナがまだ収まらないからすぐには会いに行けない。

同居している下の妹 由美子がスマホにしたのでビデオ通話が出来る。

来週あたりにやってみよう。

 

編集の準備に夕方に出社する。

その前に小腹が減ったので人影少ない京橋でちょっと吞んでいこう。

なんて幸せなご身分なのだと実感する。(笑)

初めての店「しろくまストア」で独酌。

午後3時過ぎ、他に客は若い男女の4ニングループのみ。

カウンターの端っこに陣取り最安のドリンク 特製チューハイ198円。

赤と白のモツの串焼きを2本ずつ。

「城塞」を読みながら半時間、680円で店を出る。

そろそろ「にしの」が開いている。

カウンターの最奥に立つ。

いつのまにかアクリル板で仕切りがある。

マンボー発令で飲食店が振り回されている。

独酌客ばかりの立ち飲みでクラスターはないと思うのだが…。

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人影少ない京橋商店街に煌煌と光を放つ。

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ビールや酎ハイに合う。白串にはコショウ、赤串には唐辛子

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「にしの」の山かけ この店はマグロがきれい。

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いつのまにアクリル板が!

夜に降り出す。

雨の中、西宮駅からがブロックテックを着てロードバイクで帰る。

雨が本降りでブロックテックのフードをかぶる。

用海筋のガススタンドの手前で目の前を軽自動車が横切る。

気がつくのが数秒遅かったら横から当てられていた。

ヒヤリとした。

その軽自動車も不注意だが、フードで視界が狭められ、雨で音が消されてたせいかも。