ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/09/18 Fri. 眼科へ行き、散髪して、山長梅田で呑む。

体重72.35キロ、目標まで2.35キロ。

朝食後、眼科クリニックへ定期検診に行く。

前回は去年の8月でほぼ1年ぶりのチェックとなる。

ビルの3階にあるクリニックへ行くと通路にまで人が並んでいる。

もちろん中の待合フロアにも人がいっぱいだ。

予約なしなので愕然としつつ受付を済ませる。

これは2〜3時間コースだなと覚悟して非常階段に坐って待つ。

場合によっては今日はキャンセルしよう。

なんて覚悟して待ってたらすぐに「シオダさん!」と呼び出しがある。

眼圧、視力検査をする。

また非常階段に戻る。

ほどなく呼び出される。

「2診の前でお待ち下さい」とのこと。

あれ? いいのかな? この通路で待っている人は何をしている人たちなのだろう?

診察を受ける。

若い三十代後半くらいの女性医師。

目を惹く派手さはないけれど、バランスのいい美形。

暗くした診察室で眼球をチェックされる。

糖尿病の合併症のリスクは現状ありませんという見立て。

「1年以上空いてるので細かくチェックしときますか」

眼底をチェックするために瞳孔を開かせる目薬をさして待合室で待つ。

本を読みながらじわじわと眩しくなっている。

ふたたび診察室。

眼底も今のところ問題なしとのこと。

白目の表面に凸凹が増えてきている。

ドライアイの原因だそう。

「最近、夜に車のヘッドライトが眩しくて…」

ごく初期の白内障の兆候(まだ白内障とは言えないけど)があるとのこと。

ドライアイと白内障、定期チェックが必要です。

クリニックを出るときにまだ通路で待ってる人がいた。

謎だ。

処方箋を持って調剤薬局へ行く。

ドライアイ用の目薬ティアバランスを10個もらう。

10個で1100円、さすが市販の点眼液より安い。

 

一旦、帰宅して少し休む。

きょうは蒸し暑い。

3時過ぎから梅田に出る。

まだ瞳孔が開いてて眩しい。

5時に予約しておいた散髪へ。

半年ぶりに白髪ぼかしをした。

担当のKさんに「若くなりましたね」とおだてられる。

いい気分で散髪を終える。

 

午後6時過ぎ、駅前ビルの居酒屋はどこも混んでいた。

鮨屋や餃子の王将には行列が出来ている。

徳田酒店も、銀座屋も、七津屋も、おか長も、楠木フサエ満席に近い。

明日から4連休らしい。

混んではいるがガラ空きの店もある。

いわゆる全盛期とは違う。

 

「山長梅田」で立つ。

内装はそのままだがどこか清潔感が増して、この1年くらいでメニューが充実してきた。

Facebookインスタも展開している。

学生バイトだろうか、体育会系の女子高生みたいな娘がカウンターで切り盛りしている。

Facebookに「娘が…」とあるのでメガネの店主の娘さんだろうか。

なんか新時代という感じがする。

思えばこの山長梅田は日本酒を知りそめし頃、1990年代の終わり頃だろうか、通った。

石井スポーツやロッジやマルビルのタワーレコードの帰りが多かった。

「八海山」「越乃寒梅」「久保田」などの越後の辛口から始まり、

「秋鹿」「奥」「黒牛」「松の司」「渡舟」の当時知られざる銘酒を知り、

「帰山」の活性濁りや「大信州」「小左衛門」などなどを飲んだ。

いわば自分の地酒愛好の萌芽期だったような気がする。

あの頃にカウンターにいたおっちゃんもしっかりしたお母さんも今はいない。

20年くらい経っているのだ。

 

f:id:shioshiohida:20200918192732j:plain

 

f:id:shioshiohida:20200918190754j:plain

いままで手元にはなかったメニュー(壁のみでした)

まずビール小瓶を注文する。

「アサヒ、キリン、サッポロ?」「サッポロで」

黒ラベルの小瓶が出てくる。

280円、嬉しい。

お、小芋といかの炊いたんがある。

大好物!

なのに意外にお店にはない。

「少しあっためましょうか?」とバイトの娘が言う。

笑顔がいい。

これと小イワシの天ぷらを頼んで日本酒へと展開しよう。

f:id:shioshiohida:20200918183829j:plain

里芋といかの煮物 300円

煮物と天ぷらがきた。

日本酒は丹後の地酒にする。

イギリス人杜氏の「玉川」のひやおろし、これを半分もらう。

小さなグラスに90mlで650円÷2のはずです。

予想通り酸が強い。

六角精二の「吞み鉄本線」で観たので知っていた。

酸が鰯の天ぷらの脂をすっきり洗い流してくれそう。

 二杯目は「大信州」の超辛口を半分。

まさに淡麗、「玉川」とは正反対の味わい。

 

f:id:shioshiohida:20200918184530j:plain

小イワシの天ぷら 350円 しょうゆマヨとウスターソースでいただきます。

 

この店でいつも最後に〆として頼んでたのが「月山」の一升瓶ワインだった。

白は甘めだが、赤は酸っぱいのだ。

酔いもさめる酸っぱさ、こういう〆もある。

嬉しいのは〆の一口素麺が復活していたこと。

きょうは帰宅して雑炊を食べるが、ここで完結するときは素麺を食べたい。

f:id:shioshiohida:20200918190132j:plain

炒めたソーセージには酸味の強い「月山」の赤ワイン

 

きょうやるべきことは2つ。

眼科検診と散髪。

どちらもコンプリート。

少し前に進めた。