最後の旅のことを考える。
もし余命1年を宣言されたら。
世界の行きたかったところに全部行く。
死ぬまでに行ってみたい10の場所。
ロフォーテン諸島、スカイ島、ノバスコシア、ジュノー、シチリア島、コーンウォール、ボストン…
今生の最後の旅として一ヶ月くらいでいっきに回る。
でも、余命1年宣告されたらそんな体力ないよな。
体力ないと気力も無いよな。
現実の話はよそう。
でも、いま富裕層に盲目的に憧れてはいないけど、これって100万ほどあれば可能だよね。
元気ならば。
不覚にも「ローカル路線バスの旅」を立て続けに3本も観てしまった。
ハードな旅への潜在的な憧れがあるのだろうか。
今日は自由に使えて、しかも天気予報はいい。
最初はまた六甲に行こうか、と思っていたが昨今のコロナで体力を温存したい。
山と山は中5日くらいは空けたい。
次に映画を見に行こうと思った。
サンサン劇場で見逃していた「フィッシャーマンズソング〜コーンウォールから愛をこめて〜」
夕方4時半からの回を狙っていたが、やるべきスケジューリングなどが終わらない。
昼ご飯を食べたら無茶苦茶眠くなる。
結局何をしてたかというと…「ローカル路線バスの旅」を観ていたのだ。
このゆるさが心地よい。
クセになる。
蛭子さんのゆるさも、太川さんのマジメさのおっさんコンビもいいが、
なんといっても旬を過ぎた妙齢のマドンナ目当てだ。
半分ドキュメントのリアルさで性格が出る。
(あくまで見ている限り)みんな自然で性格が良さそうなので癒しになる。
路線バスもさることながら、泊まるホテルも、夜一杯飲む居酒屋も凄いフツーでいいのだ。
松坂から松本までの旅をした加藤紀子、出雲から枕崎(!)へ行った芳本美代子、
四国一周にチャレンジした遠藤久美子、みんなほぼアラフォーだけど。
昼食前はいつもの4キロを走る。
夕方、ヒロが散歩へ行く? というので御前浜を歩く。
RX100で夕景を何枚も撮る。
河口の砂嘴で誰かが歌っていた。
歌曲か、オペラか、本格的なソプラノが御前浜に響き渡る。
夕飯の前にプールへ行こうかと思ったが、また「路線バス」を見始めたら止まらない。
結局、きょうだけで3本、6時間近く見ていたことになる。
夕食は「きょうの料理」の大原千鶴さんのレシピで とろとろポテトグラタン とブルスケッタ。
買い置きしてるのを忘れてたランブルスコ(ロゼのスパークリング)を開けて少し飲む。
何も進まなかった日、あしたはいつもより早起きしよう。