【 08.13 日録 】
二十代や三十代の人のブログを読むことが増えた。大学生で、コロナ禍で、リモートでアパートに引き籠もってたり、三十代で派遣や日雇い仕事について低収入でなんとか楽しく暮らしてます的なものだったり。僕が同じくらいの年齢だった時代はこんな発信するツールはなかったけど、もしあったら僕はどんなことを書いてただろう? いま手書きの日記に残っていることをアップしてたら、その余りの身勝手な行動や考えに犯罪予備軍として通報されるのでは?と思う。椎名誠さんや野田知佑さん、星野道夫さんらの著作に親しむ前はとんでもなく屈折してたなあ。海外へ旅したり、山に登ったり、キャンプするようになってからは、もしブログとかあったら楽しかったかも、とは思うが、機材揃えて、撮っては編集して、タイトルつけてアップするってことを考えると、これって仕事じゃん(笑)って。考えるだけでもしんどくなるけど、若くて体力あったから徹夜しながら愉しんでたかもって思う。
13日、お盆休みです。仕事はしない。無為徒食の一日でした。
[無為徒食] 他人の役に立つような仕事もせず、飯を食うばかりであること。
高校野球やメジャーリーグの中継とiMacで動画見て、用意された昼ごはんが出来たら食卓に呼ばれ食べ、またMacの前で動画を見たり、見ることに疲れて昼寝したり。午後遅めに、これじゃダメだ、と思い立ち、まだ外は猛暑だが買いもの(おつかい)に出る。マルアイでアイスクリームが半額なのでピノのアソートボックスを二箱と自分が飲む低アルの酎ハイ2缶、コープでコーヒー豆、細ネギ、焼きそば2玉と牛乳を買って帰る。
ずっとエアコンの入った屋内で過ごすとメリハリがない。一歩も出ないと決めたわけでもないし、老いぼれとは言え散歩するくらいの体力はある。買いものをして炎天下を半時間ほど自転車に乗って、またエアコンの自宅に帰ると天国だ。ざっとシャワーを浴び、汗を流してさっぱりして、畳の上で横になる。気持ちいい。夏休みの日常の醍醐味だなって思う。冷たいビールでも飲めたら最高だけど、無為徒食の男にも向上心が少し残っていた。6時半、日が沈んでから久々にジョギングに出る。夙川のオアシスロードでヒロが “よわいぬ(弱犬)” と呼ぶ老犬を初めて見た。白い雑種の中型犬で飼い主に引っ張られるようにヨボヨボと歩いていた。御前浜に出るとお盆休みに集まって遊ぶ家族連れが大勢いた。イスラムのヒジャブをつけた女性とその家族の大家族がいた。日本で住む彼らも同じく お盆休み? なのだろうな。久々のジョギング、半分ほど歩く。明日は3分の2くらいは走れるように徐々にビルドアップしていこう。
夜は焼きめしとビアリー(0.5%)を半分飲む。Netflixで実写版の「進撃の巨人」(2015年)を観た。かなりスプラッターでグロい描写、CGと特撮だとわかっているので目を背けたくなるものではないけど、かなり気持ち悪い。7年前の映画なので、故 三浦春馬や本郷奏多らが若い。水原希子、桜庭ななみ、水崎綾女、武田梨奈ら好きな女優も出ている。石原さとみも悪くないが、あの手のキャラは彼女にフィットしてるのだろうか?
寝る前になってつけっぱなしのテレビで「ドキュメント72時間」の視聴者投票ベスト10の特番が流れていた。つい見始めたら止まらなくなった。世間が寝静まった頃に見る番組としてこの「72時間」はベストチョイスだと思う。濃いめのハイボールを飲みながら30分番組を3本ほど見るのは深夜の楽しい過ごし方だと思った。ベストワンは予想通り「秋田 真冬の自販機の前で」だった。以前に2回ほど観たが、また観てしまった。なんでこの回がそれほど人気があるのかあれこれ考えながら眠った。