世界が動揺し、日本は何もかもが停滞している。
自粛の嵐が吹き荒れている。
震災以後、使われまくっている嘘くさい絆という言葉があるが、
絆に不可避の、集まる、ふれ合う、つながるという行為を、新型コロナウイルスは無力化する。
まるで絆という名の細胞にとりついて鎖を断ち切るために生まれてきたみたいだ。
ここ十年、あんまり日本人が絆、絆と安易に言い過ぎたので天が下した罰なのかも。
株価も激しく下がっていく。
トランプの失政もアベの失政もコロナウイルスに紛れていく。
「オレのせいじゃない!」
飲んだ翌日はなぜか次の日の予定をちゃんと決めない傾向にある。
80%くらいの割合で捨てゲームのような一日になる。
すぐに昼がやってきてご飯を食べて半時間ほどすると眠くなってすこし寝ると夕方になっている。
なんとか3時から#六十三人生大整理をしたが、晴れていたし、もったいない一日になった。
朝日新聞の配信でブレイディみかこさんの記事を読む。
例の息子さんがコロナウイルス騒ぎで学校で差別を受けて、後に差別した子が謝りに来たという話。
真の危機はウイルスでなく恐れ ブレイディみかこさん :朝日新聞デジタル
きっとこういう日常の光景がいま世界中で展開されている。
部数を伸ばしたいメディアや勢力を拡大したい政治勢力が
大文字の「恐れ」を煽(あお)る一方で、
人々は日常の中でむき出しの差別や偏見にぶつかり、
自分の中にもそれがあることに気づき、これまで見えなかったものが見えるようになる。
知らないことに直面した時、人は間違う。
だが、間違いに気づく時には、「無知」が少し減っている。
新型コロナウイルスは閉ざされた社会の正当性を証明するものではない。
開かれた社会で他者と共存するために我々を成長させる機会なのだ。
(ブレイディみかこ)
若い世代にはチャンスになって欲しい。
そう思うしか救いがないではないか。