2019/12/27 Fri. 26年目の弦楽四重奏…ではなく。

きょうは年イチの “マッカラン友の会” の日。

1993年に始まった会、26年目か。

始まった年はみんな30代前半だった。

去年と同じ梅田の「八重垣」で17時スタート。

八重垣はことしの春に別の場所に移転した。

「25年目の弦楽四重奏」という映画があった。

あれはいい映画だった。

ことしはN克己が体調不良で欠席。

僕らは弦楽四重奏とはならず。

3人で酒を吞む会です。

11700円くらいだったから一人3500円通し。

足りない分はセルジオが…?

いや、あれは夢でしたな。

不足分は僕が払った。

セルジオは領収書だけもらってたわ。

 

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時の流れとともに ザ・マッカラン18年が八重垣純米になった。

 

マサオが柏原の実家の近所に部屋を借りたそうだ。

老母といっしょに寝起きするのはかなりのストレスだったみたい。

篠山に立派な一戸建てがあるのに…ね。

人生は単純ではない。

 

六甲おろしが吹く。

雲の動きが速い。

昼前に少しだけ走る。

路面が濡れていた。

走り始めたら時雨になった。

かまわず走ってたら晴れてきた。

同じ場所でも太陽と雲の演出で世界は一変する。

人間なんてその力の前になすすべもない。

えらそうにしないことだ。

 

以下、ジョギング中に撮影した8カット。

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初冬の夙川沿い

 

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こぼれ松葉に敷き詰められた遊歩道

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眩く光る海、「光る海」って石坂洋次郎だっけ?

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あえて Out of Forcus ?

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天使の階段が天から一筋下りている。angel's stairs レンブラント光線とも言う。

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太陽が顔を出すと世界の彩度がいっきにアップする。

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御前浜ではダッシュ!

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どこまでだって走れる。

友の会に先がけてふたたび今週二度目の魚崎。

マサオが正月用の酒を買いたいとのリクエストに応えて。

JR住吉駅から住吉川を歩く。

合流して菊正宗で百黙純米大吟醸と原酒を試飲する。

百黙、旨いが値段の価値はないかな。

続いて前回は定休日だった浜福鶴へ行く。

中国人スタッフの兄さんが6種類を吞ませてくれる。

六號は売り切れて七號が残っていた。

純米大吟醸のにごりはやっぱり素晴らしく旨い。

贈答用に2本購入。

ヒロ用に柚子日和を1本買う。

濱田屋へ寄る。

前回見た通訳の女性が外国人観光局を案内していた。

 

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JR住吉駅から阪神魚崎駅まで住吉川を下る。

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マサオと浜福鶴吟醸工房へ

魚崎駅〜菊正宗資料館〜浜福鶴吟醸工房〜濱田屋〜魚崎駅〜梅田 やえがき 〜新梅田食道街 北京

〜JR大阪駅11番線ホーム

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26年目か…。

ある映画を思い出した。

2013年だから6年前に公開された。

 

    極めて精巧な演奏で魅了する第1バイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、
    彩りを与える第2バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、
    深みをもたらすビオラのレイチェル(キャサリン・キーナー)はロバートの良き伴侶、
    チェロのピーター(クリストファー・ウォーケン)から成るフーガ弦楽四重奏団
    結成25周年を間近に控え、ピーターがパーキンソン病と診断され、

    今季限りで引退したいと申し出る。
    カルテットの一角が崩れることを突き付けられた他のメンバーは動揺。
    嫉妬やライバル意識、プライベート面での秘密など、

    それまでに蓋をしてきた感情や葛藤が一気に噴出し、

    カルテット内に不協和音が響き出す……。
                                                                    (Movie Walker の紹介文より)

   

 

結論を先に書けば、いい映画でした。
ことしベストワン更新かもしれない。
登場人物それぞれにこれほど感情移入した映画は久しぶりだ。
安定した状態は必ずこわれる。
それは約束されている。
止められない時限爆弾だ。。
永遠にこのまま生きていくことなんて誰にも出来ない。
歳をとるとひしひしと無常を実感する。
誰もが、いつか巡ってくるそのときを、怯えて待つしかない。

 

結成25年目の四重奏団、最年長のチェリストがパーキンソン氏病と診断を受ける。
今までと同じように演奏することが出来ない。
安定していたものがここから壊れはじめる。
チェリストのピーターを演じているのは「ディアハンター」のクリストファー・ウォーケン
チェリストにしか見えない。
もう実年齢で70になるという。

      

 

「引退したい」
ピーターが仲間にそう告げたときから微妙にチューニングが狂い始める。
第1バイオリンのダニエル、40代後半で独身。
音楽に半生を捧げてきた。
一切の妥協は許さない。
その彼が20年ぶりに恋をする。
ダニエルの孤独が滑稽で悲しい。
この役者もいい。

 

僕がもっとも感情移入したのが第2バイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)。
ピーターの脱退をきっかけに自分も第1バイオリンをやりたいと言い始める。
こんなときに言い出すべき事ではない、とビオラ奏者の嫁ジュリエットに軽蔑される。
ダニエルには「君には第1バイオリンは出来ない。意志がないからだ。」と指摘される。
ジョギング仲間のダンサーと一夜の浮気をする。
ジュリエットに最後通告をされるロバート。
責められながらも嫁に問いかける。
自分は妻から尊敬されていない。
何よりもそれが辛かった。
僕にはロバートの気持ちがよくわかる。

 

調律が狂いながらも人生は進行する。
待ってはくれない。
映画はベートーベンの弦楽四重奏曲14番にインスパイアされた作品だ。
作曲者のベートーベンは7つの楽章をアタッカで、つまり休みなしで演奏せよ、と指示している。
途中で楽器をチューニングすることは出来ない。
人生にリハーサルはない。
ベートーベンはアタッカ!(休むな)と叫ぶ。
この映画に希望はあるか。
ラストステージ、奇跡は起こるのか。
クリストファー・ウォーケンが素晴らしい。
台詞を味わい、もういちど見たい映画だ。

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