6年前、還暦の誕生日を迎えた翌月に四万十さくらマラソンを走った。
3月末だったが2017年は桜の開花が遅く、桜マラソンなのにまだ蕾だった。
42.195キロ、4回目のフルマラソン完走にして自己ベストのタイム。
コースはほぼゆるい下りだったが、スタート時は冷たい雨だった。
四万十へ行く道中で食べたのが鍋焼きラーメンだった。
高知の西にある須崎市、道の駅の食堂。
そのとき初めて須崎の名物が「鍋焼きラーメン」だと知った。
いま、自分の中に鍋焼きブームが来ているので思いだした。
寒い春だったので熱々の鍋焼きラーメンは旨かった。
ホームページにこんな記述がある。
鍋焼きラーメンを全国に広めようと、須崎市で「鍋焼きラーメンプロジェクトX」が発足。元祖の特徴をもとに「7つの定義」を定め、条件を満たしたものだけを鍋焼きラーメンと認定しています。
一、スープは、親鳥の鶏がら醤油ベースであること
二、麺は、細麺ストレートで少し硬めに提供されること
三、具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)などであること
四、器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)であること
五、スープが沸騰した状態で提供されること
六、たくわん(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供されること
七、全てに「おもてなしの心」を込めること
(出典:須崎市ホームページ)
去年、たまたま入った梅田の地下街にある堂山食堂でメニューの中にあるのを見つけた。
堂山食堂 ホワイティうめだ店(梅田/居酒屋) - Retty
堂山食堂の名物はハムカツとこぼし麻婆豆腐なので、誰も鍋焼きラーメンを頼む人はいなかった。
土鍋、具は葱、ちくわ、親鳥、卵、スープが沸騰した状態、と条件を満たしていた。
須崎市のホームページでこんな食べ方を推奨していた。
「すき焼き風」はイチオシの食べ方なのだ。こちらは鍋焼きラーメンの食べ方としてはかなり少数派で、現在およそ一割程度がこの食べ方をしていると考えられる。アレコレ言う前に具体的に食べ方を伝授しよう。
①鍋の蓋を開けたらすぐにその蓋をお椀代わりに使う。
②まだ生に近い卵を黄身白身もろとも蓮華ですくい取り蓋に移す
③少しスープを加える
④コショウをかける(ここポイント)
⑤面を卵に絡めながら食べる(←すき焼きの食べ方)
酒のつまみにはこの食べ方がいいかもしれない。
たまたま須崎に行く機会があったら試してみよう。
もちろん、次に堂山食堂へ行ったときでも。