針の交換か? 新しいプレーヤー(ターンテーブル)購入か?
迷ったあげく、レコード針を交換することに決めた。
(購入に関して…実はとんでもなく恥ずかしい失敗をしたのだが、また別投稿で)
ヨドバシは取り寄せと表示されていて、値段も高かったので、ネット検索して
1000円ほど安く、「在庫あり」の島村楽器のオンラインサイトを見つけてポチる。
翌日に届く。
さっそくカートリッジに取り付ける。
レコード針の交換はいつ以来だろう?
もう一生しないものだと思っていたが、人生には何かの拍子にってことが起こる。
今回は気まぐれ、たまたま、暇だから、という理由だろうか。
ターンテーブルに乗せたのはヒロのハイファイセットのアルバム。
恐る恐る再生してみる。
オートドライブも生きていた。
おお、再生できた!
フォノモードは少し音量が小さいがボリュームで調整する。
スクラッチノイズさえ懐かしい。
動く音盤を見ながら聴く。
おもちゃみたいだ。
ver.2022 オーディオシステム完成です。
針の寿命もあるので、レコードを聴くときはちゃんとスピーカーに正対して聴こう。
レコードコンサートってのが昔あったな。あんな感じで。
レコードコンサート:ホストになる人が、聴かせたいレコードを持参し、レコードについての情報や蘊蓄を語りながらレコードをかけていく…というイベント。主にジャズ好きの人たちを中心に、開催されていた。
15年以上鳴らせてなかった木製のスピーカー。
ひとつ8キロ近い重さがある。
コーンの埃をとって、音圧をかけてみる。
ビビらずにやわらかい音を再生してくれる。
そういえば1980年代くらいまではオーディオメーカーは数多くあったなあ。
テクニクス(松下電機のオーディオ部門)、オーレックス(確か東芝)、
ダイヤトーン(おそらく三菱)、ビクター、コロンビア…
大手家電メーカー以外にも、サンスイ、トリオ、デンオン(デノンというのかな)、
オンキヨー、パイオニア、ティアック、海外メーカーでは JBL、マランツ…。
詳しくないので正確ではないけど倒産、吸収合併を繰り返して淘汰されてしまった。
BOSEなんかデジタル時代になってからのメーカーだろうと思う。
僕が最初にレコードを自分のこづかいで買って聴いたのは家にあった家具調のステレオセットだった。ナショナルか、三菱のダイヤトーンだったか定かではない。
買ったのはシングル盤で「白い恋人たち」、フランシス・レイの映画音楽だ。
二枚目は姿憲子の「姿三四郎」というテレビドラマの主題歌だったなあ。
初LPは高校生の時、井上陽水「氷の世界」だった。(と思う。)
これは新聞配達のアルバイトで貯めて買った。
アルバムの歌詞をすべて憶えてしまうくらいに聴いた。
何年か前、「氷の世界」をA面から順に全曲歌うという嬉しい趣向のコンサートがあった。
僕は知らなかったが、かつて 国産オーディオ御三家というのがあったらしい。
サントリパイ と呼ばれたとネット記事にある。
サントリー、トリスではない。
サンスイ、トリオ、パイオニア だ。
ネット情報によると…
トリオはケンウッドとなりビクターに吸収され、サンスイ(山水電気)は倒産して消滅、パイオニアはホームAV機器事業は全てオンキヨーの完全子会社のオンキヨー&パイオニアへ移管されたらしい。
清水隆明さんという元NEC取締役の人が、熟年層のオーディオ回帰について書いている。
一種の終活か…。
ヒロと懐かしいレコードを出しては聴いているとなるほど終活かと思う。
古き良き時代を掘り起こして味わう。
3ヶ月もしたら飽きるかもしれないね。
それでも、しばし懐かしんで楽しめたらいい。
死蔵していたスピーカーやプレーヤーを現役復帰させてあげられた。
アンプとレコード針で3万ちょっとの出費だったけど。(笑)
いまリビングでメインに聴くのはサブスクリプション、音楽配信サービスだ。
iPadミニで再生する。
ヒロもApple Musicの使い方を憶えたのでしばらくは遊べる。