ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/12/10 (土) ver.2022 オーディオシステム再構築(完成)

 

そういえば1980年代くらいまではオーディオメーカーは数多くあったなあ。

テクニクス(松下電機のオーディオ部門)、オーレックス(確か東芝)、

ダイヤトーン(おそらく三菱)、ビクター、コロンビア…

大手家電メーカー以外にも、サンスイ、トリオ、デンオン(デノンというのかな)、

オンキヨー、パイオニア、ティアック、海外メーカーでは JBL、マランツ…。

詳しくないので正確ではないけど倒産、吸収合併を繰り返して淘汰されてしまった。

BOSEなんかデジタル時代になってからのメーカーだろうと思う。

 

僕が最初にレコードを自分のこづかいで買って聴いたのは家にあった家具調のステレオセットだった。ナショナルか、三菱のダイヤトーンだったか定かではない。

買ったのはシングル盤で「白い恋人たち」、フランシス・レイの映画音楽だ。

二枚目は姿憲子の「姿三四郎」というテレビドラマの主題歌だったなあ。

初LPは高校生の時、井上陽水「氷の世界」だった。(と思う。)

これは新聞配達のアルバイトで貯めて買った。

アルバムの歌詞をすべて憶えてしまうくらいに聴いた。

何年か前、「氷の世界」をA面から順に全曲歌うという嬉しい趣向のコンサートがあった。

 

僕は知らなかったが、かつて 国産オーディオ御三家というのがあったらしい。

サントリパイ と呼ばれたとネット記事にある。

サントリー、トリスではない。

サンスイ、トリオ、パイオニア だ。

ネット情報によると…

トリオはケンウッドとなりビクターに吸収され、サンスイ(山水電気)は倒産して消滅、パイオニアはホームAV機器事業は全てオンキヨーの完全子会社のオンキヨー&パイオニアへ移管されたらしい。

 

清水隆明さんという元NEC取締役の人が、熟年層のオーディオ回帰について書いている。

オーディオ機器を揃えることは、40~50年前には少年の憧れだった。学生時代はバイトでためたお金で、就職してからはボーナスで、高級とは言わないまでもオーディオ雑誌で吟味して、単品を買い足していったものだ。

SONY、DENON、YAMAHA、DIATONE、TECHNICS、VICTOR、DALIと使ってきた。他にももっとあったかもしれない。

そんな私も、オーディオに対する憧れや執着は減っている。落ち着いて聞く時間がないのである。聴くのはもっぱらホームオフィスのデスクトップで、Amazon prime musicをBOZEの小さなスピーカーにつなげて。そこにはアンプもチューナーもCDプレーヤーもない。

確かに、オーディオショップの立派なリスニングルームで数百万もする機器が奏でる音を聴くと、あまりの美しさに聞き惚れる。しかし、購買意欲には結びつかない。ライフスタイルが合わないのである。

時代は変わり、多くの人がネット経由のデジタル音源とポータブルなスマホなどの機器で十分だと思っている。どれくらい圧縮しようが全く頓着もせず。ハイファイの心地よさには興味もないのだろう。

スマホの10万円とアンプの10万円。あなたはどちらにしますか? ほぼ全員前者だろうな~(涙)

ニッチだろうが、高級?オーディオのマーケットが今後も一定量存在し続けることを祈りたい。

私は数年前に全部買い替えて、これが人生最後のオーディオと決めている。これは一種の終活でもあったりして。
 

一種の終活か…。

ヒロと懐かしいレコードを出しては聴いているとなるほど終活かと思う。

古き良き時代を掘り起こして味わう。

3ヶ月もしたら飽きるかもしれないね。

それでも、しばし懐かしんで楽しめたらいい。

死蔵していたスピーカーやプレーヤーを現役復帰させてあげられた。

アンプとレコード針で3万ちょっとの出費だったけど。(笑)

 

再生機に手ごろな大きさのミニ

いまリビングでメインに聴くのはサブスクリプション、音楽配信サービスだ。

iPadミニで再生する。

ヒロもApple Musicの使い方を憶えたのでしばらくは遊べる。