ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/08/25 (木) 晩 夏 暮 色

夏   香櫨園浜暮色

【 08.25 日録 】

体重はおとといの70.90、きのうの70.30から一気に69.10キロに減った。ボーマンはある意味で肥満のストッパーになってる。定期的に発症しては食べ過ぎ吞みすぎを是正する。一病息災だなと都合よく思う。この程度なら…ね。

 

最近、自分の生体エネルギーをスマホのバッテリーに例えて考える。例えなくともエネルギーというのはそういうものか。朝、起き抜けは100%だが、アイドリング状態で出力は100ではない。シャワーを浴びたり、朝風呂に入ったり、珈琲を淹れて飲む30分後が出力100だろうか。そこから日記を書いたり、動画の編集をしたりする。バッテリーは少しずつ減っていく。お昼前には50%くらいになる。12時に昼ご飯を食べる。食後、バッテリーは急激に落ちていく。20%、低電力モードに切り替えますか?のアラートが出る。最近身にしみて感じているのは、何かを一定量(食事)食べるとエネルギーを消費する、つまり疲れるということ。若い頃と違ってバッテリーの総量が少ないので、消化(分解)が負担になっているのだ。ユーカリの葉を食べるコアラが、ユーカリの毒を消化(分解)するのにエネルギーを大量消費するので疲労で眠くなるのと同じ原理。活動するために食べものを摂取することで自らのエネルギーを消費してしまう というなんじゃこりゃ現象。もちろん食べるのも、眠るのもそれなりにエネルギーが必要ってことはわかっていたけど、食べたら疲れるってのは意識なんてしなかった。食べたら元気になると信じ、事実その通りに感じられた若い頃…ああ、どうしてこんなになっちまったのかなあ、トシはとりたくねえ。と毎日のように嘆く。そりゃアンタ 65年以上生きてるだあ、しかたねえだ。ちっとも不公平なことではねえだ。

ま、ともかく飲み食いしたら体力持ってかれる。

体力持ってかれたら気力も落ちる。

これは腹に刻んでおこう。

 

日記を書き、いくらか在宅ワークを済ませ、ロードバイクで海沿いを散歩する。神々しいほどの日没を撮る。amazonミュージックで「晩夏」を検索してランダムに聴く。ゆっくりと海岸を流しながら荒井由実のオリジナル、秦基博のカバーを繰り返し繰り返し。

ゆく夏に 名残る暑さは

夕焼けを 吸って燃え立つ葉鶏頭

秋風の心細さはコスモス

夕暮れの海風が涼やかで気持ちいい。今日もビールは飲まない。ビールがなくても空気がおいしい。

空色は水色に 茜は紅に

やがて来る淋しい季節が恋人なの

藍色は群青に 薄暮は紫に

ふるさとは深いしじまに輝きだす

御前浜にわんこたちが集まっている。バーニーズマウンテンドッグの子犬がめちゃカワイイ。バーニーがダックスフントとじゃれ合っているのを見つけたボーダーコリーが遠くから嬉しそうに駆けよってくる。犬たちの動きを見ているだけで楽しい。

 

Netflixで「ラストツアー(原題:The Last Laugh)」を観了。(造語です)

老人たちのアメリカ大陸ロードムービー。正直、凡作だったかな。

ただクスリと笑える台詞はいくつかあった。

かつての敏腕マネージャー(80歳)と孫娘の会話。

「シービジネスに引退はない」

「ホントに?」

「引退はない。担当したコメディアンはみんな死んでる。」

瀬戸内寂聴さんを思い出す。

「わたしのこと貶した人たちはみーんな死んじゃった。ざまあみろですよ。」

 

♪ 茜は紅に  というフェーズでしょうか。