大正で飲む。
約束の時間に少し早いので時間をつぶそう。
5時から飲みの前に、前飲みは避けたい。
大正なら井尻珈琲がある。
エアコンの効いた喫茶店でおいしい珈琲もいい。
もう一択は銭湯、大正駅から徒歩3分で三光湯がある。
木曜日に行ったばかりだが。
どちらも費用はワンコインほどか。
井尻珈琲か、三光湯か。
ビールを飲む前なら銭湯ですよね。
大正駅のホームに降り立つ。
天王寺方面のホームの端まで行き鉄橋の写真を撮る。
反対方向へ歩く。
弁天町側の端まで行くとまた大きな鉄橋があり、写真を撮る
改札を出て、同じ鉄橋を撮る。
近代産業遺産めぐりが好きで、鉱山跡や製鉄所、工場、廃線跡へ行くことが増えた。
なぜ惹かれるのか? まだ自分でもよくわかっていない。
自分が生まれた頃は現役で、元気ハツラツ、精気に満ちていた巨大なものが役割を終え、
リタイアした姿を見るとどこか心が落ち着くのだろうか…。
大正駅を挟んで2つの鉄橋がある。
どちらも身分不相応(?)に高い。
なんでこんな高さが必要なのかな。
調べてみた。
トラス橋というらしい。
トラス(三角形)を組み合わせた構造で強度がある。
この2つはダブルワーレントラス橋。
なんだかカッコいいね。
これだけ鉄骨を使う必要があるのか?
船の行き来が多いエリアなので、橋脚(きょうきゃく)を作りたくないから、
強度を上げるためにはこの構造が必要だったのだろうと推測する。
木津川橋梁と岩崎運河橋梁 | The fool on the web
岩崎運河の橋の構造を見ると…エックス字が両手両足で踏ん張っている人間のように見えてくる。
わしらで支えてるぞ!ってビジュアルですね。
トラス橋を調べるといろいろと興味深い。
最長(スパンの長い)単トラス橋は近鉄京都線の澱川橋梁で、橋脚なしで165mある。
トラス構造は映える。
セクシーというか 非デジタルいうか。
よくわからないが巨大な建造物には惹かれる。
近鉄京都線が京都市伏見区で宇治川を跨ぐ橋梁は途中には橋脚が無くて、日本一スパンが長い全長165mの巨大なトラス橋になっています。
計画当初は6本の橋脚を建てて70フィート(約21m)桁7連で計画されていたようです。この澱川河川敷は陸軍の演習地となっていた事から橋脚の建設許可が下りず、1径間で川を跨ぐ巨大な橋に計画変更されました。
巨大な橋梁を特急列車が通過して行きます。こうして見ていると橋の最上部までは、通過している電車の車高の4~5倍程の高さになっています。この橋桁の重量は1,810tで枕木やその他の設備類、通過する電車6両編成2本分の重量を加えると、総計2,700tにもなるそうです。
橋脚を建てずに造ろうと思えば、こんな巨大な構造物になるんですね!!ちなみに、この橋梁は1928年に完成したもので100年近く経過した現在も現役で活躍しており、橋梁上を特急列車を初めとした長い編成の列車がすれ違って走行しています。