ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/06/28(火) 鳥取 たくみ工芸店で “用の美” を買う。

このマグ、究極の持ちごこち。

親指の置きどころ、しっくり。

 

月曜日の朝、鳥取のたくみ工芸店でマグカップを買った。

鳥取ではなく島根の窯の「石飛勝久・勲 二人展」という催しがあって、

息子の勲さんが作ったマグカップが気に入った。

3300円だった。

4年ほど前にもこの店で延興寺窯のカップ&ソーサを買った。

同じような白磁の焼き物だった。

民芸は“用の美”、使ってナンボの工芸品。

マグカップの広めの持ち手(ハンドル)がなんとも使い勝手がいい。

この持ち手が細いものは苦手だ。

たくみ工芸店は安西水丸さんのお気に入りの場所だった。

勲さんの代表的な仕事の一つマグカップ。持ちやすいハンドルは出西窯の創設者の一人で民藝運動の中心人物バーナード・リーチから指導を受けた多々納弘光から学んだそうだ。また出西窯での数を作る職人仕事で作陶の正確さを得ることができた。軽くするためギリギリまで削ったマグカップは日光にかざすとうっすらと光を感じる程だ。柔らかく美しい曲線に器の軽さが勲さんの特徴だ。 (たくみ工芸店のブログ)

 

光を透す。用の美の中にこんな追求もあって愉しい。

 

帰ってきてわかったのだけど「石飛勝久・勲 二人展」は月曜日が最終日だった。

これも一期一会か…。

石飛父子、島根の雲南市の窯です。

カップ&ソーサ、これくらいの大きさのマグカップが欲しい。

お気に入りのマグの共通点はハンドルが広いこと
左から、コーニッシュマグ、有田焼の白磁、飛び鉋(とびかんな)の小原田焼き