このマグ、究極の持ちごこち。
親指の置きどころ、しっくり。
月曜日の朝、鳥取のたくみ工芸店でマグカップを買った。
鳥取ではなく島根の窯の「石飛勝久・勲 二人展」という催しがあって、
息子の勲さんが作ったマグカップが気に入った。
3300円だった。
4年ほど前にもこの店で延興寺窯のカップ&ソーサを買った。
同じような白磁の焼き物だった。
民芸は“用の美”、使ってナンボの工芸品。
マグカップの広めの持ち手(ハンドル)がなんとも使い勝手がいい。
この持ち手が細いものは苦手だ。
勲さんの代表的な仕事の一つマグカップ。持ちやすいハンドルは出西窯の創設者の一人で民藝運動の中心人物バーナード・リーチから指導を受けた多々納弘光から学んだそうだ。また出西窯での数を作る職人仕事で作陶の正確さを得ることができた。軽くするためギリギリまで削ったマグカップは日光にかざすとうっすらと光を感じる程だ。柔らかく美しい曲線に器の軽さが勲さんの特徴だ。 (たくみ工芸店のブログ)
帰ってきてわかったのだけど「石飛勝久・勲 二人展」は月曜日が最終日だった。
これも一期一会か…。