鳥取2泊3日の思い出が整理できないまま、また映画を見てインプットしてしまった。
アウトプットとインプットはいいバランスでないと居心地が悪い。
若いときはどうしてたんだろ?
入れる受け皿が大きかった?
いや、皿からあふれたらそのまま垂れ流してたような気がする。
「洗骨」@塚口サンサン劇場シアター1 老人料金で観る。
水丸さんの行きつけだった鳥取の「たくみ工芸店」で買ったコーヒーカップ。
たくみ工芸店は感動的だった。見るものすべて欲しいと思った。
「鳥取が好きだ。水丸の鳥取民芸案内」より
取っ手がすごく持ちやすい。
柳宗悦が、“なんと平凡な”と発した「用の美」だ。
美しいジオパーク浦富海岸のある岩美町の窯で焼かれたもの。
3800円(税別)、とりパスという観光案内についているチケットで5%オフ。
延興寺窯(えんごうじがま)は父娘で焼いている小さな陶芸窯。
鳥取の漁港賀露のかろいちで買ってきた名物とうふちくわ。
水丸さんは酒のあてに最高と書きながらこうも書いている。
ぼくは返事に困る質問の比喩として、
このとうふちうわを食べた感想を訊かれた時のことをよく口にする。返事に困る味なのだ。
(「鳥取が好きだ。水丸の鳥取民芸案内」より)
確かに。表現に困る。
ことし2回目の塚口サンサン劇場。
昔の映画館っぽいフロント。
坐りやすいシート、ウーハー音響、日本一きれいなトイレとアピールポイント多し。
しかもシニア料金が1100円じゃなくて1000円、しかも7回見たら1回タダ。
自宅からドアtoドアで45分で行けるアクセス。
1時間前にネット予約したときは一人だった。
直前に入ったら5人くらいはいた。
最後の出産シーンではずっとすすり泣きの声が聞こえ、エンドロールの間も続いた。