3日連(僕にしては)長めの仕事を乗り切って、今日は完全休養の日曜日。
雲ひとつない完休…というわけではなく、一件だけ30分くらいのチェック仕事がある。
画竜点睛を欠く? これくらいはやっときましょう。
午前中はiMacでぐだぐだと、写真の整理したり、サボっていた食事、支出メモなどを記す。
すぐに昼前になり、昼ごはんを食べる。
焼鯖、えんどう豆の卵とじ。ほうれん草とえのきベーコンに具沢山の味噌汁とご飯。
4日ぶりの手作りご飯は嬉しい。
でも、鯖に脂がのっておらずちょっとパサパサするずら。
ヒロも「みかけは太って美味しそうだったのに…」と残念そう。
世の中なんでもそんなにうまくいくわけではありません。
昼食後、しばらくして眠くなる。
今日はつかれているなら寝てもいい日だ。
そうですか。
では……2時間近く眠ってしまう。
夕方、起き出して久しぶりにあしや温泉へ行く。
日曜日なのに意外に空いていて嬉しい。
少し褐色が混じり、なめらかなぬめりを含む天然温泉。
疲れた身体に効く実感がある。
夕食後にサブスクで25分ほどのドラマを5本、その総集編の50分ものを一本イッキ見する。
wowowオリジナル「ペンションメッツァ」小林聡美と伊藤健太郎の二人芝居。
自転車で日本一周中の若者がペンションに立ち寄る。
かつては僕も日本一周まではいかないけど四国や北海道や沖縄をこんな大荷物で走った。
このドラマの台詞にもあったけど「会う人みんなが親切にしてくれる」
青年期には自分にもそんな時代があったかもしれないな。
何日もかけてツーリング旅行をする。
もう自分には出来ないかな…。
いや一日40キロずつくらいに抑えて、3勤1休くらいのペースで、何日かかるかな?
七十になったら日本中の知り合いに人生最後のあいさつをしながらやってみようか?
迷惑なだけかもね。(笑)
4本連続でHuluオリジナル「あなたに聴かせたい歌があるんだ」を観る。
17歳だった高校生がみんな27歳になった。
原作も、脚本も、映像も、演出も、音楽も、役者の演技も最高だった。
思わず缶チューハイが進んでしまった。
エピソードを4本観て、50分くらいの総集編があって、観たばかりなのに、観てしまった。
自分がまだ30代なら、こんなドラマを書きたいとか、ドキュメンタリーにこの手法をパクりたいとか思って、焦ったかもしれないけど、今はこころ静かに楽しめた。
ラジオの「夜のまたたび」で原作者の燃え殻さんが「いい出来なんですよ」と言っていた。
カタルシスがあるわけではない。
勇気づけられるわけでもない。
キリンジのエイリアンズにそれほど思い入れがあったわけでもない。
人生ってこんな感じだよねという共感に満たされた。
そして、「もう少し生きていこう」と思う。
冷凍庫からウイスキーを出してショットグラスに一杯だけ飲んだ。