青森へはJALのマイレージを使ったのフライトだったが、それでも一泊二日はもったいない。
同行の2人と合流する前にひとりでどこかの温泉に一泊しようと前乗りした。
いろいろと候補を探し、決めたのが浅虫温泉。
決め手は ・レンタカーを使わず鉄道で行ける。(駅前が温泉街)
・冬の陸奥湾を見ながら温泉に入りたい。
幸い、安くて、良さげな宿もあり、素泊まりで飲食の持ち込み自由。
浅虫温泉 宿屋つばき ちいさな温泉宿で、駅舎を出て徒歩1分というのが嬉しい。
素泊まり4400円でした。
宿屋つばき って響きが 旅屋おかえり に似ている。
今日のタイトル写真は 冬の陸奥湾、小さな島は湯島という。
冬の海を見ながら温泉につかる…いうのは2月の青森では叶わぬ望みでしたな。(笑)
もうひとつ、浅虫温泉に惹かれた理由がある。
温泉が位置するのは陸奥湾に突き出た半島のつけ根。
夏泊半島という。
なつどまり という地名の響きがいいなと思った。
小説の題名のような、なにか物語を感じさせる詩的な響き。
夏泊は青森市民にとって海水浴場やゴルフ場が点在する青森のリゾートらしいが…。
地名萌え というのもあるなと思った。
美しい地名、詩情のある地名、声に出してつぶやきたい地名。
たとえば…
安曇野 津和野 城崎 角館 函館 舞鶴 尾道 美幌 雨晴 伊香保 湯布院 弘前…
半島や岬にも多い。
立待岬 行合崎 霧多布岬 足摺岬 室戸岬 能取岬 佐田岬、津軽半島…。
「地名の謎」という文庫本に鳥取の米子の近くに「未明」という集落があり、
「ほのか」と読むとある。物語が始まりそうな地名だな。
この日記の行動ログ……16時過ぎに青い森鉄道で浅虫温泉へ。浅虫温泉は海沿いで吹雪。宿まで徒歩1分なのに前が見えず…!! チェックインして田酒で雪見酒。5時半に湯に浸かり、さらに貸し切り湯にひとりでつかる。オリンピックの女子ジャンプを見ながら青森駅で買ってきた持ち帰り鮨で晩酌。雪は降り続く。
以下、写真とキャプションで振り返る浅虫温泉の宵です。
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