【青森という土地について個人的メモ】
青森へ来たのは2019年10月以来、そのときは八甲田山麓に一泊して紅葉の山歩きだったので青森市内には来てない。その後に弘前経由で岩木山に登ったり、白神山地へ行ったりしたけど青森は寄らなかった。市内はいつ以来だろうと思い出してみると…おそらく2003年の冬季アジア大会で2週間くらい滞在した時以来だ。なんと20年近く前だ。実はその後2011年に函館に一泊した帰りに立ち寄ったこともあったが印象は薄い。やっぱり真冬に2週間滞在した2003年2月、雪に埋もれた青森市内の印象が強い。
【青森県について調べてみた…】
青森県の人口は126万人 青森市は29万人
青森県と青森市についていろいろとネット検索したり、「47都道府県の歴史と地理がわかる事典」をめくって調べてみた。青森県の人口は126万人で減りつつある。関西でいうと奈良県(134万)より少なく和歌山県(94万)より多い。面積は関西で最大の兵庫県(8401㎢)より広く9646㎢ある。県庁所在地の青森市の人口は29万人、二番目は八戸23万人で 3番目は弘前で18万人。
津軽藩と南部藩の北部が合併して青森県
歴史的には弘前を都にした弘前藩(津軽藩)と八戸のある南部藩(中心は岩手の盛岡)が明治の廃藩置県とその後の合併で青森県となった。その後、県庁所在地を弘前から当時小さな港町だった青森に移された。青森の当時の二大勢力は弘前と八戸だったのでその中間地点を選んだのだろうか? 城下町弘前の人にとっては忸怩たる重いがあったかと思う。ずっと勘違いしていたのだが現在の青森市は旧弘前藩、津軽地方に含まれている。僕は弘前は津軽地方の中心、青森は陸奥国の中心だと認識していたが、陸奥国というのは東北の太平洋側の広域を指す。陸奥国が青森、岩手、宮城、福島、出羽国が秋田と山形なのでした。
青森市は47都道府県の県庁所在地で年間積雪量がもっとも多いとのこと。ライバルは札幌、秋田、山形あたりだろうか。青森を歩くとかつての金沢や富山を思い出す。いま北陸の街はかつてほど積雪は多くない。北陸の雪は水分が多く溶けやすいが、青森は気温だ段違いに低いので積もるとなかなか溶けないのだ。
在来の東北本線が「青い森鉄道」へ
東北新幹線は僕の記憶ではまず盛岡まで伸びた。次に八戸まで延伸したのが2002年、さらに新青森駅まで伸びたのは2010年だった。つまり僕が2週間過ごした2003年はまだ八戸までしか新幹線はなく、青森市へ行くには八戸で在来線に乗り換えなければいけなかった。いまや新幹線は函館まで伸びている。八戸ー青森間を走っていた東北本線(在来線)は東北本線ではなく、今は第3セクター「青い森鉄道」として営業している。八戸から三沢を経由して青森をつないでいる。
きょうのタイトル写真は青森の長尾中華そばの煮干しだしラーメン。
雪の街、寒さに震え白い息を吐きながら飛びこんだ店で熱々のこれを食べるのは寒い国ならではの愉しみの一つだろうと思う。写真のこれは煮干し出汁の濃い、ごくにぼの細麺。
この日記の行動ログ……14時ころに連絡バスで青森駅に到着。浅虫温泉へ行く青い森鉄道の改札を確認して街へ出る。長尾中華そばを探すもナビゲーションがうまく読めずワンダリングする。ようやく見つけて遅い昼ごはん。2003年にも行った記憶のある駅前の地下市場AUGAへ行き、市場の酒屋で田酒を2本買う。吹雪が強まる中、駅に戻り、青い森鉄道の三沢行きに乗り、浅虫温泉へ向かう。
以下、写真とキャプションで振り返る青森市内の散策と青い森鉄道に乗るまで。
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長尾中華そば青森駅前店
こく煮干しの細麺でねぎだくというオーダーをしました。
10分ほどして湯気たつ一杯が運ばれてきたとき、脳内に 🎵北の国から が流れた。
「こどもがまだ食べてるでしょうが💢」と心の中で叫びました。(笑)
寒い土地で食べるラーメンはどんな高級料理に勝るとこのとき思った。