ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/10/04 Mon. 海は次に何をするかを見つける場所

まだ肩が痛い。

少しはマシになったけど。

明け方に悪い夢を見た。

ー ぼくは自転車に乗っている。前にバスケットのついた実用車に乗って走っている。

かなり痛んだポンコツ。買ったばかりのナイトアローかな?と一瞬思ったが別ものだ。

なんでぼくはこんな自転車に乗っているのだ?と疑問が沸く。同時に、ナイトアローは

どこへいった?と不意をつかれたように焦った。なんでこんな自転車にすり替わってるのだ?

誰が?ぼくは夢の中で過去に遡り記憶を探る。立ち寄った店、駅の駐輪場、スポーツクラブ…

消えた愛しのナイトアローを探し、かなしみとさみしさとくやしさがグルグルと回転し、

呼吸も絶え絶えに…

なったところで目が覚める。

寝床が見えて、隣の布団でヒロが眠っていた。

夢か…。

どんだけナイトアローが好きやねん。

最近、ロードバイクもブロンプトンも乗らずにナイトアローばっかり乗っている。

愛されすぎて逃げ出したのかな。

 

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最近、ここ2ケ月くらいだが、心臓が弱っていってる自覚がある。

痛いわけでも、苦しいわけでもない、不整脈でもない。

今まで何も意識することのなかった心臓の存在を身体感覚で感じるようになった。

「あ、いま心臓くん、なんかシンドそうだな」とか。

5年くらい前からその感じはあったけど、またひとつ進行してきたなと。

 

夏のような日。

月曜日、TOHOシネマ西宮へ行く。

一ヶ月ぶりの劇場鑑賞は12人の監督による競作短編映画。

「DIVOC-12(ディボック・トゥエルブ)」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイターや制作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援するためソニー・ピクチャーズが発足した映画製作プロジェクトで、12人の映画監督が12本の短編を制作したオムニバス映画。「新聞記者」の藤井道人監督、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督、「幼な子われらに生まれ」の三島有紀子監督がプロジェクトの中核となり、一般公募で選ばれた新人を含む9人の監督が3人ずつ、藤井・上田・三島の各監督のもとに集結。「成長への気づき」をテーマに掲げる藤井監督チームは、横浜流星主演の藤井監督作「名もなき一篇・アンナ」など4本、「感触」をテーマに描く上田監督チームは、松本穂香と小関裕太が共演する上田監督作「ユメミの半生」など4本、「共有」がテーマの三島監督チームは、富司純子と藤原季節が共演する三島監督作「よろこびのうた Ode to Joy」など4本で構成される。2021年製作/129分/G/日本 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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うーむ、ふぅー、うーん。

見ながら心がそう呻いてた。

見なくて良かったんじゃね。

そんな2時間強でした。

 

それでも寝落ちせずに最後まで見たからそうでもなかったのかもしれないけど。

少なくとも他人に勧めたい映画ではなかったです。

見てみたら凄いよかったとあとで僕を責めないでください。

言えるのは、ハナから期待してなかったけど、決してワクワクする作品群ではないし、

映像美を追求する芸術作品でもないし、説明不足なとこ満載で、要するに退屈。

あとからYou-Tubeでメイキング見たら、そうだったのか、と思うとこもあって、

そういうのを見たいと思ったのはシニア料金1200円の元をとりたい気持ちなのか、

それなりに印象に刻まれた何かがあったのか、はよくわからない。

言えるのはオススメはしないことだけ。

キャストはなかなか見たいと思わせる俳優陣が揃っている。

「タイクーン」という作品の窪塚洋介がニヒルな感じのレストランの元コックを演じていた。

偶然乗り合わせて船(何の船…なんで乗ったのかは不明のまま)で、若い中国人コックのと話をする。

たしか若いコックが「ここで何をしてるのですか?」と聞いたのだと思う。

彼は答える。

「海は次に何をするかを見つける場所、だから今は何もしない。

             おまえは陸に着いたら一番に何をしたい?」

このセリフはよかった。

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海は次に何をするかを見つける場所…か。

僕が西宮浜の海を見ながらビールを飲むのはそういう理由だったのかと納得したりして。

海は…の人は船員か漁師かなんだろうな。

海を見てビールを飲んでいる人ではない。

 

この映画を見ようと思った動機は女優です。

予告編を見て好きな女優さんがいたからリマインダーに打ちこんだのだ。

中村ゆり、石橋静河、清野菜名、蒔田彩珠の4人。

他にも前田敦子、松本穂香らも出演している。

 

中村ゆりは「海のそらごと」で夫と息子を捨ててスナックで働く女を演じた。

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…いつも幸薄そうなゆりさん そんな役がなぜか多い。

石橋静河は「流民」で怪しげなホテルに迷い込む。

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…姿形がというより、この人の佇まい、雰囲気が好き

 

映画館へ行くのにブロンプトンのバスケットにデイキャンプの道具を入れて、

きょうは海を見ながらレトルトのカレーでウイスキーでも飲もうと思っていた。

映画が終わったら6時過ぎでしっかり暗くなっていた。

方針転換で「もっこす」で餃子とビールにしようと決めた。

あそこは確かサッポロだったよな。

黒ラベルと焼きたての餃子は合いそうだ。

果たして…2号線沿いの「もっこす」は暗かった。

月曜定休日か。

あるあるだけどもう口はビールと餃子になっている。

ちょっと戻るけど山手幹線沿いに大きなラーメン屋があった。

「魁力屋(かいりきや)」、京都発祥のチェーン店みたいだ。

ビールはスーパードライ(予想はしたけど残念)

餃子はまずまずだったが、期待した煮干しだしのラーメンはイマイチで裏切られた。

ふられいふられて第3希望。

なかなか初心成就とはならないコロナ明けの外呑みでした。

 

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帰宅して今週金曜日からの予定を決める。

四国行きがなかなかフェリーの時間が合わず、いい宿も見つからない。

いつかパンダ一家が見たいと思っていた。

古座川の一枚岩も見たい。

白浜温泉につかったことがない。

そうだ白浜、行こう。