ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/08/16 Sun. 【Easter eggs 2020】 函館珈琲慕情

大作ばかり観てる中で小品を観る。

amazonプライム 「函館珈琲」(2017年)西尾孔志 監督 

公開時に劇場で見に行きたいと思っていた映画。

函館は好きな街で、涼しそうな街の風景と、大好きな片岡礼子が観られたらいい。

そう思って見始めたら、アタリでした。

珈琲を飲みたくなる映画。

 

北海道函館の古い洋館に古本屋を開くためにやって来た小説家と、そこに暮らしながら夢を追う若者たちの葛藤を描くヒューマンドラマ。装飾ガラス職人やテディベア作家、ピンホールカメラの写真家といった住人が、主人公がいれるコーヒーに誘われるように集まり、触れ合うさまを映し出す。函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞函館市長賞を受賞した、いとう菜のはの脚本を基に、『ソウル・フラワー・トレイン』などの西尾孔志が映画化。出演は黄川田将也、片岡礼子ら。大人の孤独をつづる物語に魅せられる。

 

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主人公が書けなくなった小説家という映画を最近観た記憶がある。

映画じゃなくて小説だったかな。

ま、よくある設定だ。

片岡礼子は装飾ガラスの職人の役、男っぽい姉さん、

おそらくアラフォー設定だろうか。(実際は47歳です)

若い頃はアバズレや不良の役柄が多く、今はチョイ役含め難しい役で出ている。

いつも気になる存在でした。

今回は準主役で台詞もたっぷり、がっつり観られて、得した気分になる。

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書けなくなった小説家の彼がいつも手にしていたスツールがある。

先輩の家具職人がなにかワケありで彼に預けた椅子だ。

それを見て思い出した。

学生時代しばらく住んでいた下宿、そこは元病院の洋館で、部屋に木製のスツールがあった。

そのスツールは下宿を出る時に拝借してずっと手元に置いていた。

古くて背の高い木製のスツール。

いつのまにかどこかへ行ってしまった。

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函館に行きたいな。

これまで何度行っただろう?

最初が2004年5月、リラ冷えの北海道をドライブ旅行したとき、その最終地点だった。

気に入って翌年の冬に4泊(大沼公園も含めて)した。

函館のアパートに住む若夫婦という設定(プレイ?)で風呂桶を持って市内の温泉へ行ったりした。

そのときに泊まった宿が映画に出てくる「翡翠館」と同じ昔の蔵を改造した宿だった。

じょう蔵というペンション。

まだ営業してるだろうか?

やってた!

じょう蔵|オフィシャルサイト|函館ペンション

その後、A部さんらと函館競馬へも行った。

3回か…。

もっと行ってる感覚があるけど、おそらく函館が舞台の映画を観てるせいだ。

「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバーフェンス」

みんな佐藤泰志原作の映画だ。

「居酒屋兆治」や「犬と私の10の約束」も舞台は函館らしい。

函館、生きてるうちにもう一度行きたい。

 

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こんなふうに仲間で缶ビールを飲むのもなんか懐かしい。いっしょに飲みたい。

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住人のひとりはテディベア作家だ。

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片岡礼子さんは愛媛の出身

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エピローグで小説家は「函館珈琲」という古本屋&喫茶店を開く。

 

もう一人、ピンホールカメラで写真を撮る女性役にシンガーのAzumi という人が。

口元にほくろがあって誰かに似てるなと思って思い出したら…そう、真中瞳さんだ。

ニュースステーションでスポーツキャスターやってた人。いまどうしてるだろう?