大作ばかり観てる中で小品を観る。
amazonプライム 「函館珈琲」(2017年)西尾孔志 監督
公開時に劇場で見に行きたいと思っていた映画。
函館は好きな街で、涼しそうな街の風景と、大好きな片岡礼子が観られたらいい。
そう思って見始めたら、アタリでした。
珈琲を飲みたくなる映画。
北海道函館の古い洋館に古本屋を開くためにやって来た小説家と、そこに暮らしながら夢を追う若者たちの葛藤を描くヒューマンドラマ。装飾ガラス職人やテディベア作家、ピンホールカメラの写真家といった住人が、主人公がいれるコーヒーに誘われるように集まり、触れ合うさまを映し出す。函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞函館市長賞を受賞した、いとう菜のはの脚本を基に、『ソウル・フラワー・トレイン』などの西尾孔志が映画化。出演は黄川田将也、片岡礼子ら。大人の孤独をつづる物語に魅せられる。
主人公が書けなくなった小説家という映画を最近観た記憶がある。
映画じゃなくて小説だったかな。
ま、よくある設定だ。
片岡礼子は装飾ガラスの職人の役、男っぽい姉さん、
おそらくアラフォー設定だろうか。(実際は47歳です)
若い頃はアバズレや不良の役柄が多く、今はチョイ役含め難しい役で出ている。
いつも気になる存在でした。
今回は準主役で台詞もたっぷり、がっつり観られて、得した気分になる。
書けなくなった小説家の彼がいつも手にしていたスツールがある。
先輩の家具職人がなにかワケありで彼に預けた椅子だ。
それを見て思い出した。
学生時代しばらく住んでいた下宿、そこは元病院の洋館で、部屋に木製のスツールがあった。
そのスツールは下宿を出る時に拝借してずっと手元に置いていた。
古くて背の高い木製のスツール。
いつのまにかどこかへ行ってしまった。
函館に行きたいな。
これまで何度行っただろう?
最初が2004年5月、リラ冷えの北海道をドライブ旅行したとき、その最終地点だった。
気に入って翌年の冬に4泊(大沼公園も含めて)した。
函館のアパートに住む若夫婦という設定(プレイ?)で風呂桶を持って市内の温泉へ行ったりした。
そのときに泊まった宿が映画に出てくる「翡翠館」と同じ昔の蔵を改造した宿だった。
じょう蔵というペンション。
まだ営業してるだろうか?
やってた!
その後、A部さんらと函館競馬へも行った。
3回か…。
もっと行ってる感覚があるけど、おそらく函館が舞台の映画を観てるせいだ。
「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」「オーバーフェンス」
みんな佐藤泰志原作の映画だ。
「居酒屋兆治」や「犬と私の10の約束」も舞台は函館らしい。
函館、生きてるうちにもう一度行きたい。
もう一人、ピンホールカメラで写真を撮る女性役にシンガーのAzumi という人が。
口元にほくろがあって誰かに似てるなと思って思い出したら…そう、真中瞳さんだ。
ニュースステーションでスポーツキャスターやってた人。いまどうしてるだろう?