ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/05/31 (火) ぼくの BE KOBE の一日は…

5月の終わり。16日(月)と同じように映画を2本観て、三宮で鮨を食べるという目論見だった。

観たい映画「ツユクサ」は大阪も神戸も朝イチしかかかっていない。

早起きするのが億劫になって「ツユクサ」は先送りにした。

午後から出動、ロードバイクでガーデンズへ。駐輪場に停めて阪急電車で塚口へ行く。

塚口サンサン劇場で「今はちょっとついてないだけ」を観る。客は僕を入れて5人、いずれも高齢者、映画は2時間以上、感想はあとで書くが、全体的に造りがB級で、演出がダメなのか意味なく長く、途中からテイストが一変したり、この一変は意味あるのかな?と観ながらうんざりしていた。役者のせいじゃなく明らかに原作か演出が悪いと思った。予告編はよかったのにね。

最近、この手のタイトルが多いな。「ちょっと思いだしただけ」とか。

「犬がいた季節」「四十九日のレシピ」の伊吹有喜の同名小説を、NHK連続テレビ小説「マッサン」の玉山鉄二主演、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の柴山健次監督のメガホンで映画化。かつては秘境を旅するテレビ番組などでネイチャリング・フォトグラファーとして脚光を浴びた立花浩樹だったが、バブル崩壊ですべてを失い、事務所の社長に背負わされた借金を返すためだけに15年間生きてきた。すべてをあきらめて必死に働き、借金を完済した立花は40代になっていた。ある日、母親の友人から写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、撮影を通して、忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと、上京した立花はシェアハウスでの生活をスタートさせる。そこに暮らしていたのは、立花と同じように人生に敗れた者たちだった。玉山が立花役を演じるほか、音尾琢真、深川麻衣、団長安田、高橋和也らが脇を固める。

2022年製作/128分/G/日本 配給:ギャガ

 

久しぶりのサンサン劇場、「偶然と想像」以来か。

スクラップ&ビルドの塚口駅前です。

見終わって阪急電車で三宮へ。

5時半過ぎで混んでるかなと心配したが、前回と同じカウンターの端に座れた。二度目の「鮨一」、僕のあとに来た初老の男と続いて入った若いカップルがともに十貫おまかせ(税込み¥2200)を注文した。僕は一貫ずつ注文することにしたがおまかせ十貫をチェック出来た。記憶した順番はあいまいだけど…いか(レモン塩)、鯛のはらみ、づけ鮪、小タコ、あじ、鰻、海老、いくら、中とろ、自家製卵焼き だったような気がする。値段でざっと換算すると2500円くらいなので少しはお得かなと思うけど元々が高くないので一貫ずつでもいいかなと思う。誰かと二人で来たらおまかせが楽かなと思うけど。僕はグラスビール、いか、蒸し穴子、梅錦の燗酒、鯛のはらみ、まぐろ、いくらの手巻き、小たこ、雲丹の手巻き、卵焼き、どれもマジで美味しい。一貫150円から350円の値段でネタも僕基準では十分満足出来るレベル。今日の会計は3080円。自分レベルで、ひとりで食べる鮨酒はこれがアッパー(最上級)でいいと思える。中盤で「きょう雲丹あります?」「あります」「じゃあ手巻きで」と僕が注文したら隣の初老さんが「え?雲丹あるの?」と言う。「すいません、今ので最後なんです」なにも悪いことしてないのにすまない気持ちになってしまう。でも、雲丹もめちゃ旨でした。来月も来ようと思った。

小だこのにぎり、蛸は滅多に食べないけど旨かった。

鮨8貫、まだ少し食べられる。

ずっと食べたかった水餃子と紹興酒はどうだろうと元町方面へ歩を進める。

「丸玉食堂」もいいな、と前まで行くと閉まっていた。

火曜日なのに…火曜休みだったのか?

水餃子で有名だという「淡水軒」へ行くと店の陳列ケースに何もない。

どうやら閉店してしまったみたいだ。

水餃子じゃなく焼餃子しようかと元町の「赤萬」へ行くも…休み。

夕闇の生田筋 東急ハンズも、八島食堂も今はもうない。

丸玉は…月曜火曜は休みとのことですが…。

淡水軒は閉店、廃業してしまったのか…。

南京町へ行ってみよう。

ひさびさの「ぎょうざ苑」、思いのほか空いていて、独りでテーブル席に座る。水餃子もあるがここは焼餃子でしょうと一人前を注文、当然ながら青島ビール小瓶。まだ食べられるならジャージャー菜でも、と思ったが焼餃子で満腹になってしまう。かなしい。厚皮もっちり、味噌だれの神戸餃子をひさびさに味わう。

ぎょうざ苑は営業中!この南京町感満載の外観がすばらしい。

焼餃子と青島、鉄板です。

腹はいっぱいだけどせっかく南京町へ来たのだから「赤松酒店」に行こう。

店は常連さんたちばかり、テレビで阪神戦が流れているが誰も見ていない。この店の常連さんたちの雰囲気は悪くない。アウェーでも居心地がいいのは何故だろう?カウンターにならぶ料理から叉焼を指さすと七十年配の大将がレンジであっためてくれた。菊正宗をひや(常温)で。新生公司の焼き豚で呑める幸せを噛みしめる。こんどはこれとウイスキーのロックもいいなあ。店のガレージにテーブルがあった常連さんたちが坐って飲んでいる。この風情もいい。僕ら異邦人(アウェー)は坐れないけど。

シャッターが半分下りてるのがいい。

日本酒もいいけど、新生公司の叉焼にはウイスキーが合う。

ここで飲みたいと思わせる何かがあるんだよね。

きょうはBE KOBE の一日。

京都吞みはちょっとした小旅行、神戸呑みはもっと身近な愉しみ。

日常とはちょっとだけ違う特別な時間だと、最近思うようになり、そう思って愉しんでいる。

思えば昔からそうだった。

 

映画メモ)

音尾演じるテレビディレクターには同感 ああいう番組したいなあというの

30年くらいはそう思っていた でもキツいよなあとも思い始めて

音尾の気持ちだけはわかる でも、本気にはなれなかった。