昼前に十三へ出る。
ちょっと予定より早すぎたので時間調整で十三のアーケードを久しぶりに歩く。
連日の映画鑑賞。
「モルエラニの霧の中」@第七芸術劇場(通称ナナゲイ)
見応えある214分(3時間34分)の傑作長編映画でした。
小松政夫の一編で思いがけず落涙す。
街の記憶をめぐる物語を、7話連作形式で描いた作品。タイトルの「モルエラニ」は、北海道の先住民族アイヌの言葉で「小さな坂道を下りた所」室蘭の語源の一つとされている。
見終わって梅田へ戻り、新梅田食道街の「金盃」で独酌。
入る時に店主が言う。
「そこの小さな毒液しゅっとしてね」「え?」「消毒液ね」
小さな毒液、小毒液ね。
ハートランドビール小と冷奴でさくっと時間つぶし。
ヒロと駅前ビルの洋食「いわむら」で待ち合わせるも「いわむら」は休業中。
ならば、と「サイゼリヤ」で節約モード。
腹一杯になってフェスティバルホールへ。
東京バレエ団の公演を3000円の天井桟敷で堪能する。
有名なペジャール版の「ボレロ」を上野水香で見る。
これで「ボレロ」は5回目、シルビー・ギエムで3回、上野水香で2回目でした。
生命の力を皮膚感覚で感じられる。
ありきたりな表現だが、生きる力、未来への希望を感じた。
燃え尽きよう。(笑)
「モルエラニの霧の中」、久々にパンフレットを買う。
きのう期待して見た「夏への扉」で感じられなかった詩情、叙情性が有り余るほどの
量と質でひたひたと身体に染みこんできた。
通常より高い1500円だったけど元はとれたぞ。