年をまたいで冬の青春18きっぷ小旅行、今日は単独行の Day3 です。
ソロでプランがあった。
ブロンプトン稼働で播州の城下町巡り。
姫新線の本龍野へ行き、揖保川をブロンプトンで下って山陽本線龍野駅。
播州赤穂へ行き、赤穂の街と城を歩く。
日没前に赤穂温泉の銀波荘で日帰り湯、播磨灘に落ちる夕陽を見ながら露天につかる。
悪くないプランだったが、調べたら日帰り湯は昼と夜しか受け入れていない。
日没時は泊まり客専用みたいだ。
ならば、とBプラン発動。
かねてから候補地にあった同じ県内の丹波黒井城址へ行くことに決めた。
黒井城址も但馬の竹田城と同じ山城、天空の城。
雲海に浮かぶ城としても最近観光客が増え整備されてきたようだが、
ことし大河ドラマで明智光秀が脚光を浴び、丹波市としても力が入りさらに整備が進んだみたいだ。
そもそも黒井城のことは全く知らなかった。
そこで起こった戦国絵巻も、その存在さえも。
山の頂に城跡らしきものを僕が “発見 ” したのは3年前の4月だった。
レンタカーで白いツツジ、ヒカゲツツジの群落を見ようと登った山が丹波の向山だった。
その稜線に出て登山道と反対側の風景を見たら、正面の山の頂上が不自然に平らだった。
その平らな場所に石垣のようなものがある。
マチュピチュが頭に浮かんだ。
あれ? これは何だ? 城跡かな? 写真を撮った。
帰って調べたら黒井城という城跡だった。
随分と高い山城で見応えがあった。
その時は赤井英正と明智光秀の戦のことを読んでも記憶に残らなかった。
ただあの山の平らなところで酒を飲んだら旨いだろうなと思った。
最寄り駅はJR福知山線の黒井駅。
そこから歩いて登山口まで行けるみたいだ。
丹波市が雲海に浮かぶ城跡と歴史絵巻の素晴らしい動画をアップしている。
これを見たら是非とも行きたいと思う。
期待が膨らむ。
もしかして雪景色が見られるかも知れない。
【行動ログ】
自宅〜[自転車]〜西宮駅〜[長尾行き]〜尼崎駅〜[野洲行き快速]〜
大阪駅〜[丹波路快速 篠山口行き]〜篠山口〜[福知山行きワンマンカー]〜黒井駅
(黒井城址 見学)〜[福知山行き]〜 福知山駅 (福知山城 見学)〜 [丹波路快速大阪行き]〜尼崎駅〜[西明石行き]〜 西宮駅
運賃合計 ¥4000 (青春18きっぷ利用 ¥2280)
山と山に囲まれたこの平地(田畑)を明智光秀率いる織田の軍勢が埋め尽くした。
“丹波の赤鬼” 赤井直正は山の上の黒井城に籠城して迎え撃った。
その風景を想像して旨酒を飲む。
これがしたかった。
おととしの2019年(2019年がもう一昨年になってしまった)の11月に但馬ドームへ行った時に、
福知山駅で途中下車して福知山城へ行こうと歩き始めた。
乗り継ぎの時間に余裕がなかったので城の100mほど手前で駅へ引き返したのだった。
今回は天守まで登った。
最初、そのときの記憶を元に駅から歩き始めて途中で気づく。
まったく逆方向に歩いていた。
思いこみはあかんね。
明智光秀の城として大々的に整備されていた。
再建だけど、板張りの天守はなかなか美しい。
写真日記は続く。
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最初の西宮駅からは予定していた電車に乗った。
時間が無かったので青春18きっぷにスタンプを押してもらわず定期券で入る。
乗り換え駅の尼崎で8分ある。
8分で何が出来るか?
いったん改札を出てスタンプを押してもらった。
セブンイレブンで珈琲を買った。
もうひとつトイレに行った。
間に合うはずだった。
でも2番線への階段を下りながらドアの閉まる音が聞こえた。
丹波路快速を逃してしまう。
乗換案内で次を確認する。
30分近く空いてしまった。
スタンプ、珈琲、トイレ、3つは欲張りすぎたか。
年明け初の判断ミス、スタンプは必須、トイレも行っておくべき。
珈琲を諦めればよかった。
ま、でも目的地への到着が1時間遅れても問題ない。
すべての行動に教訓があるわけでもない。
尼崎駅で待つのも退屈だし、大阪駅まで行けば座れる可能性が高い。
いったん大阪へ出て、次の丹波路快速に乗った。
この黒井駅周辺地区は春日と呼ばれている。
春日は春日局の春日、どちらが先かはわからない。
春日局はこの地で生まれ幼少期を過ごした。
彼女がなぜ将軍家光の乳母となったのか?
春日局(かすがのつぼね)が何をしてどこが有名なのか? は僕にはわからない。
ただ “おつぼねさま” というのは意地悪で口うるさい年増のOLという認識しかない。
局というのはもともとネガティブな意味はないらしい。
丹波路快速大阪行きまで30分。
駅構内の餃子の王将で遅い昼ごはん。
ジャスト(ミニ)サイズの天津飯と餃子と生ビ、ことし最初の外食でした。
2時間後に尼崎へ戻る。
車中、You-Tubeでドラマ「おやじキャンプ飯」の第1話を観た。
主人公(近藤芳正)が焚き火で炒飯を作るシーンが延々と流れる。
もう口が炒飯になっていた。
尼崎の大阪王将へ入った。
炒飯ミニを注文した。
全然おいしくなかった。
素晴らしい一日の終わりをつまらない外食で〆てしまった。
判断ミス。ことしは気をつけよう。