島に土曜日限定でオープンする居酒屋「淡路島ハイボール」があると聞いて行ってきた。
滅びかけの商店街、かつて八百屋だった店をそのまま借りて居酒屋になっている。
ドアも窓もない。
テーブルと椅子が置いてあるだけの解放感満点のお店。
さびれゆく商店街の再興計画〜幻想酒場・淡路島ハイボールを訪ねて〜
淡路島の平田農園のレモンが冷凍してまるごと1個入ってるハイボールを飲む。
ウイスキーはスコッチ(ホワイトホースとかデワーズとか)、これが笑ってしまうほど濃い。
ストロング系のドリンクで一杯でもしっかり酔える。
2杯飲んだ。
商店街を抜けて島の銭湯「丸吉湯」で一風呂浴びる。
脱衣場のテレビはプロ野球中継。
久しぶりに大きな浴槽でさっぱりして海峡大橋のたもとまで歩く。
初夏、からっと晴れた梅雨の晴れ間にほろ酔いで海を見ながら歩くのはシアワセだ。
透明度の高い海が美しい。
2月以降、大阪の仕事場以外に県境を越えてない。
西宮を昼イチで出て、明石でA部氏と合流、角打ちで吞んで、高速艇で島へ渡る。
このアクセスの良さ、全国の人には伝わらないかも。
明石で行った酒屋の立ち吞み「たなか屋」、ここが素晴らしい。
【2020/8/5 追記】
A部さんから太田和彦氏が“日本一の立ち吞み”と言っていたという又聞き情報しかなかったが、
入って店の中を見渡してすぐに“ここはいい”と僕のセンサーが反応した。
なにが?と聞かれると困るけど、まずスペース。ほどよい狭さ。
メニューの手書き文字、短冊のひしめき具合がいい。
そして、カウンターの中のビジュアルがいい。
4人くらいの女性ばかり。
てきぱきと動き、見ていて気分がいい。
全員それぞれにべっぴんさんだ。
美人とはちょっと違うけど。
いやらしいたとえになるのを恐れずに言えば、彼女たちを見ているだけで酒の肴になる。
もちろん大皿に載った料理は美味しかった。
実は何を食べて飲んだかは定かではない。
料理の担当とお酒の担当は別らしい。
日本酒をたのむとその人が、料理をたのむと別の人が対応してくれる。
これも妙味。
隣の爺さまがカウンターの彼女たちに絶え間なくしゃべりかける。
ちょっとうるさいが女性たちのあしらいも巧い。
またいつかこの店だけに来たいなと思った。
淡路島から戻り、「たなか屋」に行きたかったがもう閉店。
明石駅のパン屋でカレーパンを買い、セブンイレブンで缶チューハイを買い、新快速で吞み鉄。