ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/06/07 Sun. なつかしき自粛時代

六甲の山の緑が輝いている。

6月最初の日曜日は気持ちよく晴れている。

今週末あたりから梅雨に入る気配。

チェアを持って海辺へ行こうかと思ったが今日は日曜日、この天気では人出が多いな。

当然ビールなしでは済まない。

今月はまだ一勝しかしてないもんな。

オンライン吞みも5月でいったん打ち止めにしようと思ったし、ここはチェア吞みも自重しよう。

起き抜けにカゴメの野菜ジュースを飲む。

おいしいっす。

 

コロナ自粛の期間って当然不自由だったけど、心が坐っててよかったなと改めて思う。

覚悟、諦念、あるいは長谷部のいうところの整った心。

やることの選択肢が強制的に限られてシンプルで分かりやすかったからだと思う。

山登りダメ、温泉旅行ダメ、スポーツ観戦ダメ、ジャズライブダメ、ハシゴ酒ダメ…。

迷いがない!スッキリしてた。

若い頃と中年を過ぎた頃の感覚に似てるなと思った。

若い頃、君の将来に無限の可能性がある、と言われる。

なりたい者になれるし、やりたいことをやればいい、すべては君しだいだ、と。

未来は無限の可能性を秘めたものだった。

中年と言われる年齢になってもう確実に出来ないことが増えてきた。

心が落ち着いた。

今回のコロナ自粛はそのときに気持ちに似ている。

少ない選択肢を愉しむスキル。

来たるべき晩年はそうありたいと思う。

意外といいかもしれない。

 

古市憲寿の「誰も戦争を教えてくれなかった」を読み始めた。

若い社会学者、コメンテイターとしてテレビに出ているらしいが僕は観たことがない。

この本の中で、著者が、あの「戦争」と呼ぶのは日中戦争〜太平洋戦争を指す。

文中に人物名が出てくると年齢を表記せず あの「戦争」から何年後に生まれたかを記す。

渡辺淳一なら渡辺淳一(-12)、朝井リョウなら朝井リョウ(+44)といった具合。

僕なら塩田博(+12)になる。

おいおい、と反射的に自分に突っこむ。

おいおい、生まれるたった12年前まであの「戦争」をしてたのかよ、と。

数字としてはわかってはいたけど。

いまの基準に数えると12年前なんて2008年じゃないか。

北京オリンピック、イチローがシアトルマリナーズ、松井がニューヨークヤンキース、

つい最近のことじゃないか。

おいおい、ともう一度声に出す。

 

ヒロの断捨離にともなうフリマ出品(メルカリ)を手伝っている。

これまでことごとく即買い手がついた。

25年以上前にメールオーダーで買ったLLビーンのビニール製レインコート、

あしたのジョーや宇宙戦艦ヤマトのポスター、シャンプーなどの陶器製の詰め替え容器。

そして、またLLビーンのシンプルなサンダルが売れた。

安くしてるせいもあるけど棄てるつもりのものが少しでもお金(ポイント)になれば嬉しい。

 

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読書のベスポジを探す。

 

今日も特に何もしないぞを決めこむ。

きのうと同様に数冊の本を右から左へ読み進む。

読書のベスポジを探す。

寝転ぶと眠ってしまう。

かといってデスクに坐ったままだとお尻が痛い。

明日、フリマで買ったハイバックのチェアが届く。

長時間の映画鑑賞のために買った小川キャンパルのキャンピングチェア。

読書用にも使えるだろう。

 

 案の定、昼寝をしてしまう。

夕方、十六夜の月が出るらしいので少し走る。

まだ薄明るい午後7時から小一時間。

月は雲隠れか見えず。

芦屋浜へと続く遊歩道の鉄柵が直っていた。

2018年の台風で壊れたものがしばらく放置されてたけど。

帰宅して遅めの夕食、昨日と同じチキンカレーに炭酸水。

サブスクで「まかない荘2」を2本観る。

 

 

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いつもとは違う側に寝転ぶ。これも悪くない。

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ようやくフェンスが直っていた。

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海沿いの遊歩道、海の向こうに甲山。