一日の大半を過ごす自分の部屋(書斎とは呼べないが)が完成形に近づきつつある。
収入がなくなったらここに籠城して余生を過ごすのだ。(笑)
そうは問屋が卸さない、という声が聞こえてきそう。
理想はウイリアム・メレル・ヴォーリズが設計した軽井沢の九尺二間の山荘だ。
10坪ほどの空間に居間兼食堂、2段ベッドを備えた寝室、台所、効率的な収納、浴室が
コンパクトに収められて、森の中にぽつんとある隠れ家のような山小屋だ。
本当は二人暮らしの生活空間をそれくらいしたいのだがヒロの協力が必要だ。
彼女の断捨離が一段落したら生活のコンパクト化の相談をしようと思う。
でも、いつになるか、今年中には切り出したい。
いまの自分の部屋は3.5坪くらいだろうか、畳にして6畳から7畳の空間。
部屋の真ん中にテーブル(デスク)がどーんとある。
幅180cm奥行き90cm、元々は食卓として売られていたもの。
窓際に、窓を背にして坐る。
テーブルの上には27inchのiMacがある。
周囲を三段の腰の高さくらいの低い本棚が囲っている。
断捨離して半分は本と雑誌とCD、半分は登山用具やキャンプ用具やランニングウエアなどの衣類。
いまはコーヒーカップやグラスなどの食器も収まっている。
大学時代の長町の宮村アパート、武庫川団地一号棟901号室といまの部屋、
この3つが自分史上最高の居心地だと思う。
午前中に続けて宅配便が届く。
キャノンのプリンター(複合機)とメルカリで買ったOGAWAのハイバックチェア。
このチェアはスポーツオーソリティで実際に坐って選んだ。
コールマンのコンフォートマスターも悪くなかったけどちょっと大げさなので敬遠した。
ブランドイメージは小川テントの方がよかった。
新品は定価で19800円もする。
濃紺で色も悪くないものが中古に出ていたので9200円とちょっと高かったけど購入した。
断捨離で売れたものでポイントが40000円くらい貯まっていたし。
小川テントは国産の老舗アウトドアブランド。
僕の持っている一番大きな5人用のテントも小川テント製で信頼がおける。
2011年に破産してしまったが、ブランドはキャンパルジャパンが引き継いでいるらしい。
ハイバックでふんぞり返るので仕事には向いていない。
長時間の映画鑑賞、長時間の読書のためのチェア。
これはいい。
何より座り心地がいい。
頭も背に預けられる。
いつもデスク下に横になっていたがこの椅子なら眠れる。
夜飲みながら番組を見ていたら寝落ちしてしまった。
いつもこの椅子では堕落してしまう。
折りたたみ可能で、一瞬にして隅っこに収納できる。
扇風機と並んで2020のベストバイかも。
と、着々と自分の部屋ばかりを整備している。
後ろめたさがないわけではない。
かといってヒロの断捨離を手伝うことも出来ない。
焦らせると機嫌を損ねるし。
不要なものを売ったり、廃棄したりは出来る。