2020/03/06 Fri. 15年後の須磨アルプス

f:id:shioshiohida:20200307105426j:plain

15年ぶりに須磨アルプスを縦走しました。こいつも15年ぶり、美しく浮遊した。

 

これ以上ないという快晴、暖かい。

午後イチ出発で須磨アルプスへ行った。

Tシャツ、ネルシャツ、ブロックテックパーカーの3枚重ね。

コープまで自転車、香櫨園から三宮に出て地下鉄に乗り換えて妙法寺。

大阪マラソンで取材した羽室さんのパン屋で行動食パンを買い、

少し道に迷いながら東山の登山口にたどり着く。

14時前、須磨アルプス縦走をスタート。

須磨アルプスは2001年2月と2005年1月にヒロと歩いた。

どちらも須磨浦公園から板宿、西から東へのコースだった。

15年前、2005年1月19日の日記を読み返す。

 

冬晴れ、クロカンスキー合宿に行かなかったので一月一山(一座)を先取りしようと

2月の山として須磨アルプスへ行くことにした。

以前に行ったのは2001年2月だから4年ぶりということになる。

シドニー五輪の翌年、今年はアテネの翌年。

僕はオリンピックをマイルストーンにして時間を測る。

 

…朝はちょっと遅く出る。六甲山系はコレが出来るから嬉しい。

阪神電車で須磨浦公園駅。

懐かしい行楽地の匂いがするこの駅が登山口、登り始める。

うららかな冬の陽を浴び丘を登る。幸福感に浸る。

海が近い場所で、柔らかな日差しを浴びると人は幸福感に満たされるのだ。

ぜいたくなものは何も要らない。幼い頃の遠足を想ふ。

思わず歌が口に出る。ヒロと歌いながら登る。

 

 みかんの花が咲いている
 おもいでの道 丘の道
 はるかに見える 青い海
 お船が遠く 浮かんでる  

             (「みかんの花咲く丘」)

 

幼稚園の遠足でバスガイドさんが歌ってくれたこの歌が大好きだった。

メロディーからも歌詞からも鮮やかに風景が思い浮かぶ。

1番の歌詞を聴くだけで完璧に再現される。

観光バスのマイクで唄ってくれたバスガイドさんも今は婆さんになってるのだろうなあ。

f:id:shioshiohida:20200307182245j:plain

15年前の須磨の海、当時はまだ海釣り公園があった。

ゆっくりとのんびりと登る。時間を気にせず登るこんな低山の山登りも楽しい。

海の見える低山を歩きの愉しみを想像する。

頂にある茶屋で関東煮をつまみに冷や酒を飲む。

明石海峡に船が無数に浮かぶ。

遠くに紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島までもが見える。

無上の幸せである。

f:id:shioshiohida:20200307182410j:plain

西から東へのコース、てんも僕らも若かった。

今回は酒はなし。それでもいいではないか。

須磨アルプスの手前で昼食、今日のメニューはフカヒレ雑炊。

難所である馬の背を越え(面白いコース)板宿へ降りる。

西元町まで電車で出て三宮まで歩く。

洋食の老舗「もん」で夕食。

満足の一日、ほどよく疲れ、帰りの電車では二人とも眠る。

 

なんて幸福感に溢れた日記だろう。

2005年の1月19日、僕らはしあわせだった。

 

 

15年後に戻る。

妙法寺からの最初のピーク、東山へ登りコーヒーを煎れ、パンを一つ分けて食べる。

このコースはここからすぐに核心部 馬の背だ。

斜めの光が見るもの全てを美しく変える。

f:id:shioshiohida:20200315204844j:plain

朝、おにぎりを作るのを見ている。

f:id:shioshiohida:20200315204851j:plain

神戸地下鉄妙法寺駅に到着したのは13時半くらい

f:id:shioshiohida:20200315204901j:plain

最初のピークは東山

f:id:shioshiohida:20200315204907j:plain

東山から馬の背を望む。いきなり須磨アルプスの核心部だ。

f:id:shioshiohida:20200315204922j:plain

コーヒー休憩してすぐに馬の背へ向かった。

f:id:shioshiohida:20200315204915j:plain

馬の背を下る。 ん? 馬の背ってどこ?

f:id:shioshiohida:20200307105500j:plain

f:id:shioshiohida:20200315204930j:plain

あれから15年が経ってしまいました。

f:id:shioshiohida:20200307105516j:plain

 

f:id:shioshiohida:20200307105448j:plain

市街地からこんな距離のある秘境です。

f:id:shioshiohida:20200307105508j:plain

f:id:shioshiohida:20200315204938j:plain

横尾山、槙尾山から高倉台に下りて、また登ると おらが茶屋のある高倉山です。

f:id:shioshiohida:20200315204944j:plain

きょうもチキンラーメン、ちょっと遅めの4時半過ぎです。

f:id:shioshiohida:20200315204951j:plain

ウバメガシの林を歩く。ウバメガシは備長炭になります。

f:id:shioshiohida:20200315204958j:plain

ヤブツバキを撮る。

f:id:shioshiohida:20200315205005j:plain

須磨山上にある梅林が見ごろでした。

f:id:shioshiohida:20200307105442j:plain

夕日に紅梅

f:id:shioshiohida:20200315205011j:plain

展望台から明石海峡を望む。

f:id:shioshiohida:20200307105433j:plain

海峡の落日

f:id:shioshiohida:20200307105454j:plain

音楽が聞こえてきそうな画

f:id:shioshiohida:20200315205019j:plain

塩屋へと下る。

塩屋駅からJRでさくら夙川へ戻る。

「ドキュメント72時間」を5本連続、今日は地域ドラマを2本観た。

「火の魚」と「ワンダーウォール」、どちらも渡辺あやの脚本。

f:id:shioshiohida:20200307105413j:plain

室生犀星原作、渡辺あや脚本 NHK広島 地域ドラマ「火の魚」

 

「火の魚」は最初に見た時より深く滲みた。

「ワンダーウォール」は最初に見た時に滲みた。

「火の魚」を見たのはおそらく2012年、僕は55歳。

「ワンダーウォール」を見たのは2018年、僕は61歳。

初めて見た時の季節と心境、そこから熟成された7年と2年の時間の流れ

人のセンサーというのは繊細だと思う。