数年前、日記に記されていたメモ。
この感傷、この身体感覚、いつまでキープ出来るかな?
ジョギングしながら、自転車に乗りながら、立ち吞みしながら、思う。
そりゃ、多少の劣化を感じてはいるが、身体感覚が劇的に変わったわけではない。
映画を見終わって、深夜に本読み終えて、ふと顔を上げた時、
心が少しでも震えていることをどう捕らえたらいいのか、パサパサには乾いていないことを。
二十代の感覚は忘れてしまったが、おそらく三十代後半くらいからの
感傷も、身体感覚も同一線上にキープしている自覚はある。
そりゃ、違和感は少しずつ感じているが断層ではない。
でも、普通に歩いて、ときに小走りに駆けたりも出来る。
よぼよぼな老人になってしまったわけではない。
この感傷、この身体感覚いつまでキープ出来るかな?
朝から雨。きょうはパンと決まっていた。
買い出し担当と決まっていた。
ごはんにしよか、の声を背にカッパからげて三度笠、ならぬ、カッパを着て
通勤用のママチャリで夙川まで走るのだった。
ところが…目当てのTRICOが休み!
ドンマイドンマイ、ここは阪急夙川、美味しいパンには不自由しないエリアです。
山手幹線を挟んで海側にある「コンセントマーケット」へ行く。
カンパーニュがなかったのでハルキタトーストとバケットを買う。
朝食自慢。
けさはシンプルに。
チリビーンズとゴーヤとバナナのスムージーにトースト一枚。
たまたま買ったハルキタトーストが当たりだった。
焼き上がりカリッと香ばしい。
食後はパラリンピックのハイライトを観て美人選手を見つけたり、
オンデマンドでラグビーを見てしばし雨の日を過ごす。
きのう買ったイルガチェフをフレンチプレスで煎れる。
香りはイルガチェフっぽいけど酸味が足りない。
炒り方のせいか、挽き方のせいか、水のせいか。
両足義足(T44)の100mと200mの金メダリスト、オランダのマーロウ選手(24)
スタート直後は最下位なのに後半に驚異の追いこみでトップでフィニッシュした。
ハリウッド女優並の美貌。
愛称は「ブレード・ベイブ(義足のあの娘)」
走り幅跳びと400mで優勝したフランスの彼女も笑顔がいい。
マリー・ル・フール(28)はランニングフォームが美しい。
DVD「思い出のマーニー」を観る。
北海道、道東の旅の思い出がよみがえる。
この映画、監督の米村さんの世界が好きだ。
公開されたときに難解だとか意味不明だとかで評判はよくなかった。
僕もそのひとつを読んで回避した記憶がある。
予告編が素晴らしい。
プリシラ・アーンの歌もいい。
ニューイングランドか、北カリフォルニアあたりのシンガー&ソングライターが
作ったフォークソングみたいな。
「メーメーうるさい山羊みたい」
継母に向けた氷のような一言でタイトルベースとなる。
主人公の杏奈が使っていた親戚の家、彼女にあてがわれた部屋と部屋からの景色が素晴らしい。
主人公杏奈の声は高月彩良という女優。
写真を見たら、どこかで見たことある、と調べたら「重版出来」だった。
画の才能がある女子大生で東江(あがりえ)さん役の娘だ。
マーニーは有村架純、二人は声がよく似てる。
もう少し使い分けした方がよかったのかなと思う。
深夜に読み終える。