ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2016/7/12 マキ、水丸、誠、歩

梅雨の晴れ間だったら北アルプスか白山に一泊二日でいこうか、と目論んでた。

しっかりと梅雨前線の下にあるため行動回避、大人しく過ごすことにした。

何よりあさってから始まる高校野球仕事へ体力を温存しておかねばならない。

朝から雨が降ったり止んだり、蒸し暑い一日。

 

午後から大阪へ出る。

ルクア・イーレの蔦屋書店で「村上春樹とイラストレーター」という展示を見る。

佐々木マキ、安西水丸、和田誠、大橋歩のイラストと本やグッズがささやかに披露されていた。

村上春樹が1979年に「風の歌を聴け」で群像の新人賞を受賞、当時僕は大学生だった。

先輩に群像を借りて金沢の下宿の部屋でその小説を読んだ記憶がある。

単行本になるとき、村上春樹はファンだった佐々木マキに表紙を描いて欲しいと依頼した。

佐々木マキは小説を読んでから描くかどうかを決めますと言い、読んだのだが…。

素人っぽい文章で、よくわからなかったので断ろうと思ったという。

「村上さんは神戸でアメリカングラフィティーが書きたかったそうです」

そう編集者に説明されてイメージが沸き、受けることにしたという。

いまや初期三部作と佐々木マキの描く世界は切り離すことが出来ない。

 

     風の歌を聴け (講談社文庫)

 

 

最初の短編集は「中国行きのスロウボート」だった。

(僕はこの短編集に入っている「午後の最後の芝生」という小説が大好きです。

 たしか宝島に掲載されてたのを読んだと思う。)

表紙のカバー絵は安西水丸が描いている。

まだ水丸さんが今ほど売れてない時代で、中央公論社の担当編集者は絵を見て、

「なんだこのへたくそな絵はつかえねえよ」と言ったそうだ。

結局、編集者の娘さんが「この絵すてきじゃない?」と言った一言で採用になった。

イラスト採用の物語もいろいろあって面白い。

 

       中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

 

 

 蔦屋書店で「村上春樹とイラストレーター」という文庫版の本を購入。

1800円とちょっと高かったけど図書カードがあったので勢いで買ってしまう。

前述した佐々木マキさんのエピソードはこの本に載っていた。

村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-

村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-

  • 作者: 村上春樹,佐々木マキ,大橋歩,和田誠,安西水丸,ちひろ美術館
  • 出版社/メーカー: ナナロク社
  • 発売日: 2016/07/03
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

眼鏡堂氏のオススメが是枝裕和監督の本も買う。

たまたまだが著者のサイン本だった。

是枝監督の文章は好きで雑誌やプログラムで見つけると楽しく読んでいた。

映画を撮りながら考えたこと

映画を撮りながら考えたこと

 

 

 安西水丸のイラスト入りのマスキングテープも図書カードで購入。

さて、どう使おうか?

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マツキヨに寄りデオドラントスプレーや足のタコ治療のバンドエイドを購入。

局へ出て雑用を済ませる。

雨が上がり、A藤とナイトラン。

汗をかく。

風呂上がりで麻婆が食べたいと「しゃんらん」に電話するもお休み。

K笠も合流して同じ玉造の「純華園」という四川料理の店へ行く。

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餃子が旨い!

「旨い中華は店員がザツくて愛想がない」という法則があるらしい。

この店の中国人店員は料理の皿をノールックで卓に置いて去り、

キュウリの和え物の軽い皿は卓でバウンドする。

だから…旨いです!

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番組用のラッシュが行方不明になる騒動がある。

夜中に発見され一件落着。

北海道日本ハムの連勝は15でストップする。

広島は巨人に爆勝、ゲーム差を11とする。