ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

カ レ ー 饂 飩 に 溺 れ る

カレーうどんが食べたくなって食べたのはいいが…大盛りでも特盛りでもないのに

完食出来なかったという罪悪感と敗北感と自らの内臓の衰えを嘆くという日記。

 

 

 

ときどき定期的に、あるいは発作的にカレーうどんが食べたくなる。

きょうは午前中に保険組合の健康診断があって、昨日は断酒、けさは絶食で臨む。

午前中にさくっと終わって、気がつけば腹の虫がぐぅぐぅと鳴いていた。

昼ごはんは豚汁と小盛のごはんで軽く済ませ、鳴いていた虫をなだめた。

午後の仕事は7時に終わる。

気がつけばまた腹の虫が鳴き出した。

 

きょうはカレーうどんと決めていた。

高松に住んでいた頃、地元の人に連れて行ってもらったうどん屋のカレーうどんが絶品だった。

店の名前は憶えていない。

熱々で、けっこう好みの辛さで、コシのしっかりした太麺で和風の出汁が効いていた。

そのカレーうどんに一番近い味が天神橋商店街にある「つくもうどん」のカレー煮こみうどんだ。

 

コロナ禍の禁酒法時代に何度か来たことがある。

 

ここには名物の鶏卵カレーうどんがあるが、ビジュアル的には惹かれるが味にパンチがない。

今日はこれじゃなくて、以前に食べて気に入った スパイシーなカレー煮込みうどんだ。

 

鶏卵カレーうどん、画はパンチがあるが味はぬるい。

 

この店に来る道すがら腹の虫を盛大に鳴かせていたので、

ボーマン痛の不安も忘れて、生ビールと鶏天、竹輪天もつける。

頼んでないのにカレーうどんに小鉢の小ライスがもれなくついてきた。

お盆がずっしり重い。

ビジュ的になんだか凄いことになってきた。

 

煮こみカレーうどん、鶏ちく天、生ビールで1270円

どろんとしたスープは間違いない味。

スパイシーでコクがある。

この店の売りである長崎九十九島産のいりこ出汁が効いている。

竹輪天、鶏天をカレーだしのつけて生ビール、いいじゃないですか。

麺はどろんとしたスープにつかり箸が折れるのでは? と思うほど重い。

太くて食べごたえがある。

 

半分残してしまった…。

半分くらい食べただろうか。

もう入らない。

箸が動かなくなった。

大食い選手権で力尽きていく選手みたいに。

これ以上食べたら…胃腸への負担大、ボーマン警報が鳴っている。

腹の虫がなっていた30分後にはボーマンの虫が鳴り始める。

申し訳ないが…完食せずに終える。

世界には飢えた子どもたちがいるという政府広報がちらついたが…すまぬ。

 

生ビールと天ぷら2個を食べなかったら完食できたのかな。

カレーうどん小があったらいいのに。

肥った中年オヤジがうどんの麺特盛りを注文した。

旺盛な食欲、丈夫な胃腸がうらやましい。

旅に出たりするといつも思う。

一日4食、5食と食べられたらなと。

 

若い頃、二十代後半から四十代は僕も肥っていた。

その頃でも大盛りを頼んだことは数少ない。

早食いには自信があったけど大食ではなかった。

大学時代は学祭のうどん早食い競争で優勝したこともある。

その早食いのおかげか、胃腸を酷使したせいか、60代になってガスだまりに悩まされている。

因果応報。

 

カレーうどんが完食できなかっただけなのに、ダラダラと長い日記になってしまった。

気がつけば前回も鍋焼きうどんの話を書き始めて長々としたブログになった。

麺類日記を連投した。

次はなんだろ?

(2023/12/16)