ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/07/26 (火)

 

【 07.26 日録 】

起きたら8時半過ぎだった。夜中、眠れないほどではないけど胃に重い痛み、いや痛みというほどのものでもないけど、軽度のムカつき、逆流の気配があり、うつ伏せに寝てやり過ごす。そのせいで寝坊したのか?  起きたらすでにエアコンが入っていた。「今朝は8時で(室温が)32度になってたから」とヒロ。正しい判断です。

 

寝起きの身体が重い。しんどい。胃の具合もすぐれずスッキリしない。自分の体調なんて意識せずに目覚めた日々がかつてあったことも忘れてしまった。起きて無意識にゼッコーチョー!という朝はすでに遠い彼方。体調を過度に気にしすぎなんだろうか? 30代後半のJリーグのベテラン選手に取材した時にこう話していた。「若い頃もミスをした。キツいと弱音を吐いた。でも、いまはそれがトシだからねって言われる。言われるようなトシになったんだなと思う」と。そうそうアンタは気にし過ぎだよ…って慰めて済むほどもう若くないのだ。(笑)

 

きょうまたトシをとったと感じる淋しい知らせがあった。ヒロが「久々にテントキーパーさんで泊まりたいね」というので、白馬の常宿「テントキーパー」に電話した。常宿と言ってるが実のところコロナ禍もあって5年以上行ってなかった。白馬だより という宿主のブログで近況を知るのみだった。奥さんが電話に出た。予約の旨を伝えると「実は7月いっぱいで宿をやめることにしたんです。」とのこと。ちょっとショックだった。宿のオーナー夫婦の年齢は知らないけど僕らよりすこし上の世代。山育ちで身体は丈夫そうだったので、まだしばらくは続くと勝手に思っていた。最初にオーナーに会ったときのことを思い出す。確か2000年の2月だったと思う。白馬グリーンスポーツの森の雪原でクロカンスキーをしているときだった。オーナー北原さんにそこで出会い、ペンションやってるのでよろしくと名刺を渡されたのだ。その名刺は今も残っている。以来、季節を変えて何度も訪れた。居心地がいい宿だった。適度に放置してくれて、簡素だが食事も美味しく、宿の庭にはいつも花が咲いていた。いつか終わるというのはわかってはいたが…淋しい。

 

午前中は永代供養(共同墓地)のリサーチ、午後からポスプロ編集のチェック。思いのほか手間取る。テロップの基本は外すなよって…怒りを抑えて抑えて。仕事ってのはこの程度でもストレスがかかると知る。のんべんだらりんが続いたので耐性が弱くなってるのかもしれない。8時過ぎに帰宅。きょうは昼はおかゆ、夕はやわらかく煮こんだあんかけうどんにしてもらう。

 

夜、amazonプライムで「名建築で昼食を」という短いドラマを観る。主人公の二人、池田エライザと田口トモロウが山の上ホテルを訪ねる。山の上ホテル、一度だけ泊まったことがある。学士会館にも泊まった。もう二度と泊まることはないのかなあ。人生のエンドロールが流れていく。もうちょっと夢を見させて欲しいな。「名建築で昼食を」は大阪(関西編)が来月からオンエアされるらしい。ホームページを見ると見たことのある建築物の画像がコラージュされている。楽しみです。

 

胃の調子が良くないときの定番、鶏卵あんかけ。

ちょっと挙動不審なおじさんと眉目秀麗な女子と。うらやましい!