ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2020/11/10 Tue. 熊野古道 Day2 ナンダカナア

湯ノ峰温泉の宿の朝は最悪だった。

僕は朝まで胃の中に悪鬼が居座ったまま、いわゆる胃のボーマン感に苦しむ。

A部氏は不眠症が発症、一睡も出来なかった。

もう、ナンダカナアだ。

なのに快晴、紀伊山地のど真ん中の空は青く、空気は凛として清み切っている。

きょうは歩く、川を下る、地酒とマグロの温泉民宿に泊まるというてんこ盛りメニューなのだ。

もう、ナンダカナアだよ。

トシはとりたくねえだよ。

 

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熊野古道中辺路の道を歩く

 

行動ログ:湯ノ峰温泉♨︎〜[龍神バス]〜発心門王子〜[徒歩]〜熊野本宮〜[熊野御坊南海バス]

〜道の駅熊野川〜[川下り]〜熊野速玉大社〜[徒歩]〜新宮駅〜[熊野御坊南海バス]〜

紀伊勝浦 温泉民宿わかたけ♨︎泊

 

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2014年4月にヒロと歩いた道 あの時は春の花が咲いていた。

 

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熊野本宮から速玉大社への道はその昔 川の道でした。

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温泉民宿わかたけの刺身は美しいだけでなく味も絶品、メバチ鮪とビンチョウ鮪

 

朝はボーマンと睡眠不足だった二人が鮪(まぐろ)料理と紀州の地酒で満腹になる。

和歌山の地酒と言えば、黒牛と紀土くらいしか知らなかったが利き酒師のオーナーが勧める酒を

次々と飲んで 和歌山地酒も悪くないぞ、とプチ感動、酒は熟成の仕方にも

「黒牛」の他にも、田辺の「南方」(この蔵は南方熊楠の実家)、海南市の「超久」、

有田川町の「龍神丸」「喜楽里(きらり)」を味わう。

有田川町(龍神)にある高垣酒造場という蔵のストーリーを知る。

ナガスクジラやイルカの刺身まで食べる。

A部氏が鮪のかま焼をきれいに食べ尽くして満足気。

二人とも朝に苦しんでいたことすっかりを忘れている。

僕なんぞローソンで缶チューハイを追加する始末。

ナンダカナア、だよ。


以下、写真日記で追記します。

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これは見逃せない!

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わかたけ御膳、これで一泊二食9,295円(二人で!)地酒は地域クーポンで5000円分、お得!

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一人一皿のまぐろのカマの塩焼き

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紀州の地酒を堪能しました。これは地域クーポンで支払う。