ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2022/06/21 (火) 信州2泊3日ベストショット 10選+1

6月21日から23日の2泊3日でひさびさの信州旅行をした。

旅日記の更新がなかなか出来ないのでFacebookとインスタに投稿した旅の写真をアップする。

 

ベストショット その壱  “ 闇夜のバス  a bus in the dark  ”

標高2000m、美ヶ原の野生の鹿を見るナイトツアーに参加したときの一カットだけど

あとでよくよく考えてみたら…こんなショットが美ヶ原以外のどこで撮れるだろう?

 


ベストショット その弐  “ 緑の高原をバスが行くよ”


あたり一面が緑の牧場をバスが走るシーンが撮りたい という監督のリクエストにお答えして、

標高2000mの高原を走らせてみました。てな感じのショット。

牛や馬を手前に配置してくれないかな?

 

ベストショット その参  “ 天空に浮かぶ北アルプスの峰”

美ヶ原といえば北アルプスの絶景の展望スポットとして知られる。

つゆどきに美ヶ原へ行った今回は90パー見られないと諦めていた。

高原の温泉宿と白樺林に咲くレンゲツツジの群落を見たら満足という気持ちでいた。

ところが!

一泊した翌朝の早朝バスツアーで高原の先端へ行くと…!!!!

残雪の穂高槍連峰から白馬までの3000m峰が、松本や安曇野の上空に浮かんでいた。

思わず、バンザーイな絶景だった。

 

ベストショット その四  “八ヶ岳を望む頂に雲沸く”

南アルプスの北端にある入笠山(1995m)、初めての南アルプスです。

大半は楽ちんゴンドラで高度を稼いだけど…(笑)。

被写体になった僕の背後は八ヶ岳、正面は南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳。

八ヶ岳の最高峰の赤岳はずっと雲に隠れたままでした。

頂上までの初夏のお花畑が圧巻でした。

スズランが満開!

 

ベストショット その五  “谷間の百合 lily of the valley”

その四でアップした南ア北端の入笠山はスズランの山として有名です。

6月はすずらん開花の季節で、大きなドイツスズランは終わってましたが、

野生の日本スズランは湿原の西斜面に満開でした。

あたり一面、上品な香りが漂ってました。

スズランは英語で lily of the valley  

そう!バルザックの小説の原題もフランス語で Le Lys dans la Vallee  「谷間の百合」です。

小説は読んだことがないので、スズランなのか、単なる比喩なのかは不明。

 

ベストショット その六  “白樺平にレンゲツツジ咲く”

早朝6時半、朝露に濡れた白樺の森に咲くレンゲツツジを観に行く。

信州の高原ではつゆどきの季節に満開になる。

関西では大和葛城山のツツジが有名だけど、二ヶ月遅れで咲くこの場所は標高1800mほど。

ここ美ヶ原の白樺平は絵に描いたような白樺の純林、

映画に出てくるような典型的な高原風景、ほがらかな昭和歌謡が聞こえてきそうです

次回はその白樺林をアップします。

 

ベストショット その七  “白樺の純林 white birch ”

早朝6時半、朝露に濡れた白樺の純林。

見るからに涼しげな高原の森です。

前の投稿でアップしたレンゲツツジが林床に見えます。

典型的な高原風景に爽やかな昭和歌謡が聞こえてきそう と書いたのに…

なぜか  ♬ 雪の白樺並木 夕陽が映える 走れトロイカ 軽やかに鈴の音高く 

が脳内再生されてしまった。

冬の歌やん、ロシア民謡やん。(笑)

 

ベストショット その八  “南アルプスの貴公子  ”

入笠山の頂上から甲斐駒ヶ岳(2967m)を望む。

しばらく雲の中だったが、帰り際にその頂とピラミダルな山容を見ることが出来た。

三十代に憧れて、僕自身二度登った剱岳(2998m)を深田久弥はこう表現した。

「北アルプスの南の重鎮を穂高とすれば,北の俊英は剣岳であろう、層々たる岩に鎧われて,豪宕,峻烈,高邁の風格を兼ね備えた山である」

甲斐駒ヶ岳はこう書き記している。

「日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ケ岳をあげよう。日本アルプスで一番奇麗な頂上は、と聞かれても、やはり私は甲斐駒ケ岳をあげよう」

甲斐駒は “南アルプスの貴公子” とも呼ばれる。

 

ベストショットその九  “白雲カーテン white cloud like a drape ”

南アルプス最北の入笠山、ゴンドラでいっきに1600mあたりにワープすると…眼下に

いや目線の高さに白い雲が沸きたっていた。

その向こうにある八ヶ岳は見えず。

巨大な山塊がそこにあるという気配だけがある。

写真の下位置、ちっぽけな僕が歩いている。

 

ベストショット その十  “蓼科 親湯につかる ”

蓼科温泉の古湯 親湯旅館の貸し切り露天風呂が素晴らしかった。

https://www.tateshina-shinyu.com/

泉質も然ることながら、ヒノキの湯船と新緑の森がいい。

ここ数年で最高クラスの温泉でした。

目の前はブナの森、秋の🍁を想像すると…再訪決定ですね。

この宿はもうひとつベストショットがあります。番外でご紹介します。

 


ベストショット 番外編  “蓼科高原の温泉ライブラリー ”

蓼科温泉の古湯 親湯旅館にチェックイン。

足を踏み入れたら「ここは図書館か?外国の書店か?」と見間違う。

この旅館の広々としたロビーは本の森でした。

みすず書店の創業者はこの温泉のある茅野出身、岩波書店の創業者は諏訪出身、

ちくま書房の創業者は塩尻、信州はアカデミックな土地柄なんですね。

つゆどき、数日雨に降りこまれても、この温泉なら、愉しく、こころ豊かに過ごせそうです。

6カットもアップしてしまいました。


今回はオールスターキャストでした。(笑)