ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/08/09 Mon. オリンピックのひそかな愉しみ

台風9号と10号が列島を通り過ぎていく。

暴風圏はないという弱い台風だがそれなりに風は吹いてサッシの間から耳障りな風切り音がする。

今日も一日こもる。

 

夢を見た。

ストーリーは憶えていない。

ONのシューズが盗まれた。

あるいは泥だらけになってひどく汚れた。

今年に入って贅沢にもランニング系のシューズを3足も買った。

その戒めだろうか。

 

Netflixで「全裸監督」のシーズン1を見始めたらとまらない。

1980年代の札幌とか新宿が舞台なのだが、あの猥雑さがたまらなく懐かしい。

山本孝之が村西透を快演している。

 

折りたたみ自転車のブロンプトンがInstagramに投稿した写真がいい。

選手村をイギリスの選手やスタッフがブロンプトンで走っている。

https://www.instagram.com/p/CSUUpqJN9X4/?utm_source=ig_web_copy_link

そうか、このエンジのブロンプトンはイギリスの選手への寄付付きのスペシャルエディションだった。

 ブロンプトンは東京の選手村に何台もこの自転車を持ちこんでいたのだ。

さぞや便利だっただろうな。

日本選手団では考えられないエコでスマートなアイデア。

いいな、と思いつつ見ていたら、ひときわ小柄な彼女に惹かれた。

スタッフだろうか、選手だろうか?

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これがteamGBエディション 小柄な彼女である。

同じブロンプトンのオーナーである眼鏡堂氏にインスタを共有する。

と、恐るべきリサーチ力、彼女は選手でセーリング470級の金メダリストだった。

ロンドンで銀、リオで金、東京(江ノ島)で金のスーパースター。

Hannah Mills | Team GB

ハンナ・ミルズ、英語だとハナ・ミルズかな。

1988年生まれの33歳、英語にちょっと訛りがあるなと思ったらウエールズのカーディフ出身。

そうか、そうなのか。

彼女のホームページやらインスタやらを検索して閲覧する。

日本では知られていない遠い国の素敵な選手を知る。

オリンピックのひそかな愉しみ。

カーディフは眼鏡堂氏と2007年にラグビーワールドカップで訪れた街。

二人で盛り上げる。

日本のメダリストにはそんなに感動しないがこういうことにはワクワクする。

「ウェールズでも、ここまで愉しむ人は、あまりいないのでは w」とLINEが届く。

 

www.youtube.com

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470級の彼女は舵取り役のスキッパー、大柄なパートナーはクルーと呼ばれる。

 

 24歳で出場した初めてのロンドンオリンピックの思い出を語るハンナ。

www.youtube.com

 

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僕らがカーディフを訪れた時、彼女はまだ19歳だったのか…。

日本人でヨット関係者以外で彼女のことを知ってる人は何人いるだろう。

僕らは…ハナ・ミルズを知っている!

ウエールズ出身のセーラーに思いを巡らせ大いに楽しんだ。

この日記、消えて欲しくない。