昼前に家を出て、尼崎園田のグラウンドへブロンプトンで向かう。
往路は時間がないのでJR尼崎まで輪行して、園田橋線を北上する。
途中、藻川を越える橋が園田橋、そこから市立尼崎高の第2グランドまで10分くらい。
グラウンドに到着するとカメラクルーとA木ディレクターは撮影の最中だった。
この場所へ来るのは2018年、おととしの2月以来。
僕が取材したのは男子ハンマー投げのインターハイチャンピオンと女子やり投げのチャンピオン。
二人はそれぞれに大学に進学してインカレや日本選手権でも頑張っていた。
ことしの8月、中京大学へ進学したハンマー投げの選手が水難事故で亡くなった。
番組で彼を “尼崎のヘラクレス” と命名した。
高校時代だけで20キロ近く増量した頑強な青年だった。
ハンマー投げのピットに立ってみた。
2月の寒い夜、何度もハンマーを投げる彼を思い出した。
享年20…言葉もない。
今回はA木に制作を任せる。
360°カメラやスーパースローで男子やり投げのインターハイチャンピオンを撮影する。
インタビューや定番のシーン撮影が終わり、ブロンプトンでそのまま西宮へ向かう。
途中、小さな個人経営の自転車屋の前で足をとめる。
良さげなミニベロが展示してあった。
ロスト&ファインドバイシクルというお店。
今乗っている通勤用自転車はBRIDGESTONEの10年選手。
内装の三段変速の調子が悪く、一度買ったサイクルベースアサヒで診てもらうが直らず。
車体そのものも20キロ以上あって重いので軽いものに買い換えたいなと思っている。
出来れば本体が軽いミニベロで、バーハンドル、大きめの前カゴつき、変速は要らない。
展示してあるものもいいなあと思ったがハンドルが気に入らない。
調べたらアサヒサイクルというメーカーのものらしい。
カタログにバーハンドルのものがある。
価格も高くない。
芦屋に取り扱い店があるみたいなので明日にでも行ってみよう。
キャンプや登山用品のマイブームに加えて自転車を所望していろいろとリサーチする。
買いものという愉しみ。
そういえば以前のキャンプ(登山)用品と自転車の物欲は2001年と2002年だったような気がする。
ほぼ20年のサイクル、次は…ないな。(笑)
山手幹線を西へ走る。
阪急伊丹線の線路にぶつかり迂回する。
そのまま南へ走るとベイコムの競技場が見えてきた。
ここまで来れば阪神尼崎は近い。
駅に近づくと…目の前に白い鳥が目に飛びこむ。
ユリカモメ!
庄下川(しょうげがわ)の柵に数十羽、いや百羽以上が羽を休めている。
ここにいたのか…。
ここにいるのは以前から知っていたが、これだけの数はことし初めて見た。
なぜ香櫨園浜には来ないのか?
ユリカモメの大ファンでもないのですが嬉しくて何枚も写真を撮る。
阪神尼崎駅の商店街を流して、国道2号線を西へ進む。
80年代から90年代、出屋敷あたりに洋ピンの専門映画館があったなあ。
名前は忘れてしまった。
このサイトによると「第二花月劇場」だ。
1990年まで営業していたが近所の市場の火災で閉館したとある。
このあたりにはロードバイクの専門店もある。
サイクルセンターサンワやサヌキヤ、武庫川団地時代に足繁く通った。
あれも1990年代だった。
カリフォルニアへ自転車旅行したマウンテンバイクはサヌキヤで買った。
いま乗っているGIANTのロードバイクもサヌキヤの中古、2万円だった。
それを一年後に改造してバーハンドルに変えた。
尼崎市内の国道2号線は懐かしいエリアだ。
東大島にスシローがあったのでつい入ってしまう。
西大島、武庫大橋を渡り西宮市内へ。
上甲子園から甲子園筋を南下、甲子園球場の脇を通り、酒蔵通り経由で帰宅する。
夜は2種類のスパゲッティ。
ブラタモリは豊岡と城崎、テーマは玄武岩。
玄武洞へは一度行きたい。
「突撃カネオくん」で珈琲専門店特集を観る。