アメフトの学生日本一決定戦 甲子園ボウルを生観戦する。
眼鏡堂氏のご所望で、H房氏(元KGのエースランニングバック)がチケットを用意してくれた。
朝イチ空路で伊丹、リムジンバスで甲子園に到着した眼鏡堂氏はスタバで原稿執筆、
当方は昼イチでブロンプトンで甲子園、合流して1塁アルプス関学ホーム席に陣どる。
柴の緑に赤と青、カラフルな甲子園スタジアム。
コロナで開催が不透明だったために内野に植える芝の育成が実に合わず、アーク状に黒土が残る。
選手の皆さん、甲子園の土をお土産にどうぞ。(笑)
甲子園ボウルは取材でも生で観たことがない。
タイガース戦、春と夏の高校野球、そしてアメフト甲子園ボウルと3大イベント完全制覇なる。
見慣れた巨大な野球場でアメリカンフットボールを観るのも一興、なかなか楽しい。
僕らが観たシートは関学OBに囲まれ、ヤジと声援つきの感染、いや観戦となる。
世間では“悪質タックル”事件以来の因縁の東西横綱対決に注目が集まる。
日本大学は2019年入学の2年生部員がゼロ、そして今回はエースQBが直前に肩の靱帯断裂。
関西学院大学が試合をコントロール、QB奥野のパスやRB三宅のランなどでロングゲイン。
甲子園ボウル3連覇を危なげなく決めた。
今回、覚えたアメフト用語…
【ワイルドキャット】 オフェンスのフォーメーション
センターからのスナップを受け取る選手、本来QBがいる位置に、RBやWRなどを配置して、
スナップを受けた選手がそのままボール・キャリアになるのがワイルドキャット。
今回はあと数ヤードでTDという局面で何度かありました。
OBたちが「ワイルドキャットや!」というのでわかった。
表彰式前に校歌が歌われる頃になると寒さがふるえるくらいになる。
今日のもうひとつの大一番が柔道の男子66キロ級のワンマッチ代表決定戦。
いったん帰宅してテレビ中継を観る。
延長戦に入ってもなかなか決着がつかない。
阿部、丸山ともに譲れないだろう。
5時半に芦屋「みずかみ」を予約してあるので決着のつかないまま鳴尾御影線を西へ進む。
You-Tube配信の音だけ聞きながら…。
途中で実況アナが「死闘を制したのは阿部一二三か?!」と聞こえた。
ゴールデンスコアでWAZAARIの判定、ブロンプトンを停めてiPhoneを見る。
ビデオ判定となったようだ。
女性主審の左手が挙がり阿部一二三が勝つ。
5時半ちょっと過ぎて「みずかみ」へ。
すでにM氏がテーブル席についていた。
当初は静かにカウンターで吞むというコンセプトだったが3人になった段階でプチ宴会に…。
思惑はとかく外れる。
今さらリモート吞み会というのも気が進まなかったし、こういう展開も良しとしよう。
吞んだ日本酒は…「仙介 特別純米」「雪彦山 純米」3杯目は「球磨焼酎 武者返し」の燗ロック。
8月に初めて吞んだ燗ロックは直燗した焼酎をオンザロックで吞むもの。
優子さんは「鶴瓶の家族に乾杯!」で観たらしい。
僕は「六角精二の吞み鉄本線にほん旅」で観た。
直燗ロックは球磨焼酎のクセが抜けてさっぱり感があって〆の酒にいい。
何杯吞んでも悪酔いしない…ような気がする。
5時半スタートで8時前まで。
グラスビールに、日本酒2種、焼酎1だからそれほど飲んでない。
ほろ酔い少し手前くらいかな。
今夜は図らずもプチ忘年会になる。
でも、ことしをしみじみ振り返ることもなく終わってしまった。
2人の話題の外になってしまったときが長いとつらい。
たまたまだろうけど、少し眠くなってしまった。
独酌、二人吞みと3人以上の吞み会との間には大きなギャップがあると思う。
二人までは個と個だけど、3人だと社会が生まれてしまう。
吞むのは独りか二人がいいなあと思う。
二人までなら沈黙でさえも心地いい酒の愉しみになる。
鳴尾御影線、夜風が気持ちいい。
明日からは寒くなるそうな。