2021/04/19 Mon. 下北沢についての全ての記憶

朝、9時過ぎから走り出す。

ジョグは決めた時間になったら自動的に着替える という習慣をつけるのが良さそうだ。

日記を書いたり、仕事で調べものをしたり、ネットショッピングをしてたりして、

キリのいいところまでやってから走ろうとすると50%の確率で走らずに終わる。

走ると頭がすっきりするので、走ってからの方が返って効率がいい。

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金曜日に走りながら聞いたラジオ番組(クラウド)に今泉監督が出演していて、

観ようかなと思わされた 映画「街の上で」(今泉力哉 監督)を夕方から観た。

その前にも観ようかなと思うきっかけがあって劇場を調べたのだけど、

テアトル梅田と元町映画館、いつも行く劇場ではかかってなかったので、

ま、いいかとネット配信リストに回してたのだけど2度目の背中を押された。

これも縁か と思って久々にテアトル梅田へ行った。

梅田ロフトの地下、かつては通ったけど混むのとスクリーンが高いので敬遠してた。

20年以上前から変わらずスチルドラムのような音楽が流れていて懐かしかった。

映画は、独特の空気感と、いつか見たような懐かしさに包まれた。感想は後述します。

見終わったら7時過ぎ、腹が減って何を食べようか迷っていたら7時半になり、

どの店もそそくさと店じまいの支度をし始めてて結局食べそびれた。

仕方なしに帰ろうとJR大阪駅へ行くとサラリーマンたちで激混み。

どどっと災害から逃げるように駅に押し寄せてる感じ。

なんだかな、と呆れながら満員電車で帰宅する。

普通に食事をとることまで制限する必要はあるのか?効果はあるのか?

帰りまでラッシュアワーを生むことになってないか?

 

午前9時に走り始める。

快晴、まだちょっと肌寒さが残る。

回生病院脇の堤防、川側に鉄柵が出来たのは知ってたけど病院側にも出来てた。

安全上は必要なのだろうけど、ちょっと解放感が損なわれた。

周回コースをいつもとは逆、反時計回りに6キロ走る。

5年ほど前までは毎日これくらいが最短距離だったのに今は4キロがデフォルト。

体力が落ちたとは感じてないけど距離に表れている。

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堤防に腰掛けて、というわけにはいかなくなる。

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西宮浜で工事していた子供を遊ばせるエリアが完成していた。

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みやっこキッズパークと命名されている。

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六甲の山肌も初夏の装い 正面は鷹羽山、左端にロックガーデンが見える。

御前浜のエノキの新緑が光っている。

つい先日まで葉がついてなかった海側(左半分)に若葉が芽吹いていた。

この差異はなんだろう?

ひとつの樹に初夏と春が同居してる感じ。

海側半分は秋になると葉に斑点が入り、斑入りになるのだ。

根元を見ると別の幹が絡まりついてるというわけでもない。

元々は別の樹だったのがシャム双生児みたいに合体したのだろうか。

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左側の新緑がひときわ美しい。以前から左右が違ったのだろうか?

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右半分(北向き)は緑が濃い。

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左半分(南側)はいまが新緑の盛り。潮風と関係あるのかな?

 作業の合間にギター練習。

「早く家に帰りたい」のイントロを半分ほどYou-Tubeレッスンでマスターする。

楽しい。

 

「街の上で」@テアトル梅田

久々のテアトル、遡れば2016年に「眺めのいい部屋売ります」以来 来てないかも?

いや、2017年の記録に「彼女の人生は間違いじゃない」@テアトル梅田とある。

その後、2018年にも「ウイスキーと二人の花嫁」@テアトル梅田と。

3年ぶりくらいになるのか。

15:55の回、客は僕を入れて12人ほどだった。

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京都にも、金沢にも、神戸にも彼ら彼女はいる。

「愛がなんだ」の今泉力哉監督が、下北沢を舞台に1人の青年と4人の女性たちの出会いをオリジナル脚本で描いた恋愛群像劇。下北沢の古着屋で働く青年・荒川青は、たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、基本的にひとりで行動している。生活圏は異常なほどに狭く、行動範囲も下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。「愛がなんだ」にも出演した若葉竜也が単独初主演を務め、「少女邂逅」の穂志もえか、「十二人の死にたい子どもたち」の古川琴音、「お嬢ちゃん」の萩原みのり、「ミスミソウ」の中田青渚が4人のヒロインを演じる。成田凌が友情出演。

2019年製作/130分/G/日本 配給:「街の上で」 フィルムパートナーズ

 

130分もある。

映画の中に流れる時間もおだやかで時々淀んだりする。

なのに、眠くなったり、退屈したりはせずに、見終わって余韻に浸れた。

不思議な映画だった。

監督自身はカウリスマキとかジャームッシュをイメージしてたらしい。

演技とは思わせない会話が何とも言えず自然体。

そうだよなあ、このくらいの年代っていろいろとめんどくないよなあ、と思いつつ。

ラスト近くの道で偶然会った4人ないし5人の会話はスリリングで楽しい。

何度も笑った。

 

舞台は下北沢という街から一歩も出ない。

馴染みのある街ではないけどどこか懐かしい。

町に必ずある中華屋とか、ちょっと頼りないマスターがやってるバーとか、

こだわりのある古本屋とか古着屋、中古レコード屋とか…。

若いときはそんな場所に毎日のように顔を出したりした。

ある時代の神戸を思い浮かべる。

八島食堂、ハックルベリー、六甲道のリーフ。

ある時代の金沢でもあり、梅田界隈でもあり、高松だったりする。

 

    

下北沢は一度だけ行ったことがある。

ピーター・バラカンのFM番組で紹介された中村まりというシンガーのライブが

聞きたくなって、明治座でかかってた歌舞伎と合わせて東京へ行った。

中村まりと歌舞伎、どっちが先だったかは忘れてしまった。

ライブの会場が下北沢だった。

なぜか美大生のえりぼうと行くことになった。

五十をとうに過ぎていたのに不思議で幸福な時間だった。

中村まりとえりぼう、それが下北沢についての全ての記憶。

2010年の暮れ、もう10年以上前か…。

人生で一番大切なモノは思い出。

 

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中村まりさんのサインに日付があった。2010年12月19日でした。

 

そのとき、中村まりさんとも少し話をしてCDにサインしてもらった。

その後も大阪や京都で何回かライブへ行った。

いつかまた行きたいな。

下北沢でも聞いたNight Owl という曲が好きです。

 

  

 

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この町の感じ、神戸の元町あたりでもありそう。

主人公の青はとりたててモテるタイプではない。

都会で一人暮らしで古着屋を経営してるのか、勤めてるのかしてる。

みんなが恋愛関係になるわけじゃないけど4人の女の子と関わりを持つ。

四者四様、いまどきの子は多彩だなと思う。

スクリーンの中で見ているのはいいけど、実際はめんどくさいだろうなと思う。(笑)

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左上から穂志もえか、時計回りに古川琴音、中田青渚、萩原みのり

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この二人の会話が絶品、中田青渚の関西弁がめちゃネイティブ

 

ことし8本目の劇場鑑賞。

1月は新感染と南山のコリアン映画2本、

2月はヤクザと家族と花束みたいな の邦画2本、

3月に素晴らしき世界とようやく洋画でノマドランド。

4月はボクシングのブルーとこれ。

今年からなんとなく決めた月2本枠を邦画メイン、若者恋愛映画率が高い。

シニア料金でこれはどうなの?(笑)

 

映画の中の下北沢では誰もマスクしてないし、食堂も遅くまでやっている。

大阪梅田の午後7時半はうんざりするくらい不自由だ。

おまけに(僕の基準では)ラッシュみたいな電車の混みよう。

帰宅してレトルトのカレーを食べる。