ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2021/02/18 Thu. クラシックギターを借りる。

木曜の朝は早い。

早いと言っても世間的には普通か、普通より遅いくらいかも。

「彼らは朝早いバスに乗る」

puyoneko2016.hatenablog.jp

10時からナレーション録り。

続いて社内ネットのチェック用のオンエア素材(動画)をアップするパソコン作業。

仕事終わり。

舐めとるね。(笑)

 

今日はセルジオ上野氏のマンションへ行ってギターを借りる算段。

雲の多い寒空の下、大阪城公園を対角線に突っ切る。

公園が正方形だとすると右上から左下へ、丑寅(うしとら)から未申(ひつじさる)へ、

大阪を知ってる人なら…YTV、大阪城ホールからNHK、大阪府警の方向へ歩く。

途中に大阪城梅林がある。

梅が咲き誇っていた。

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大阪城梅林 桃源郷のようです。桃の花じゃないけど。

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寒いせいか観梅客の姿は少ない。

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背景のビル街より梅林の方がパイセン

 

梅林の前には内堀がある。

最近、地方の城跡を歩いてるけど改めて大阪城の石垣を見てそのスケールに驚く。

ケタ違いだ。

よくもこんな城を徳川家康は攻めたものだと思う。

飛行機も戦車もない戦国末期の通常兵力では無理だろうと思えるほど強固な要塞。

馬、弓、鉄砲、槍、刀、鋤、鍬、当時の武器はこれくらいだろうか。

徳川側が大砲(おおづつ)を用意した。

命中精度は極めて悪かったがそのうちの一発が着弾したらしい。

司馬遼太郎の「城塞」を読みたくなった。

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壮大な大阪城の石垣

谷町筋にあるセルジオのマンションに行くのは軽く10年ぶり以上か。

歳をとるにつれ家庭を持つと互いの住み家への行き来は少なくなる。

それでも四十代までは食事会とか吞み会とかしてたけど一通り済むとリピートはない。

賑やかなことが好きな人は人を集めて今でもしてるのだろうけど、これも人徳?余裕?体力?

どれも僕には足りないのだろうな。

自宅ではひっそり暮らしたいと思うようになった。

同居してる人にも左右される。

ヒロは人見知りだしね。

無理させてしまうのは僕にとっても負担だ。

 

セルジオのマンションはリフォームされていた。

彼の仕事部屋はなくなりぶち抜きでリビングが広くなっていた。

本棚は扉付きのロッカーに仕舞われて目につかないようになっていた。

嫁さんの趣味か、セルジオの趣味わからないけどミニマリズム指向なのだろう。

ミニマリズムも一時期あこがれて色々と本を借りて読んだ。

でも、同居人と趣味が合わないと出来ないなと諦めた。

今では自分のスタイルで居心地がよければそれでいいやと思うようになった。

モノは増やさないこと、整理整頓しておくこと、気分がいいこと。

これくらいがマイルールかな。

 

借りたギターはナイロン弦のクラシックギター。

以前、学生時代にしばらくフォークギターとクラシックギターを持っていたことがあった。

あれは誰のギターだったのか、買った記憶はない。

たまたまずっと下宿にあった。

若いときはそういうことってありますよね。

まるでいつのまにか寝泊まりしている図々しい友人みたいな。

クラシックギターは図々しくはなかったけど、ネックの幅が広くてコードを押さえ難かった。

(そもそもコードを抑えるためのギターではない)

あんまり弾いてなかったような気がする。

最近、You-Tube動画とかでナイロン弦の音色がいいなと思い、買おうかなと思ったが、

セルジオが使ってないのが家にあるよ、とのことで借りて弾いてみることにした。

小さめのフォークギターはあるけどスチール弦は指が痛くて…。

 

近所に吞みに行こうと誘う。
道すがら、バックショットを撮ってもらった。
ボブ・ディランのジャケットみたいだなと一人ご満悦だった。
違った。
フリーホイーリンのジャケットのディランはカップルで正面の2ショットだった。
ギター持ってないし。
全然違った。

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ギターを持って歩く というのはいつ以来だろうか

以前から行きたかった「マルキン酒店」へ行く。

オールセルフの立ち飲みで、じゃりんこチエみたいな小学生が手伝いをしている家族経営のお店。

開店直後の5時過ぎに行くと客はひとりだけだった。

店はかなり広い。

端っこの角地に陣どる。

冷えるので熱燗が飲みたい。

湯を張った四角いお燗鍋(というの?)があって自分で燗するのだ。

会計は「これ一本もらいます」と商品を見せて申告制。

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熱燗2合瓶と柿の種、鶏肝で始める。

鶏の生レバーが旨いな。

友人の噂話に花が咲き、ひとり日本酒を2合と

+僕はウイスキーロックをダブル、セルジオは黒糖焼酎のれんとをロックで。

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セルジオはベストポジション、肘を置くスペースがある。

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ごま油の香る鶏レバーは380円でした。

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昔セルジオと旅したドイツ バンベルクのビアホールみたい 倉庫で飲んでる感覚かな

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実は昼吞みしてましてん。京橋立ち飲み横町の「七津屋」

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京橋の立ち吞み屋のまぐろはレベル高いと思う。

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白身のフライをおでん出汁で食べる。酒は日本酒のひや。

帰宅してクラシックギターを弾いてみた。

ナイロン弦がやさしくていい感じ。

先ずは一曲をマジでコピーしよう。

ラルフ・マクテルの「ストリート・オブ・ロンドン」

1981年に初めてロンドンを旅した時、現地で教えてもらった歌。

手書きの歌詞とコードをもらった記憶があるが、どんな経緯だったのか忘れてしまった。