きょうは昼イチで会議、そのあとポスプロ編集のチェックというスケジュール。
僕にしたらダブルヘッダーはちょっと木が重い。
編集チェックはどうってことないのだけど、会議はめんどくさいだけ。
コロナ自粛の4月5月が恋しいなあ。
シルバー免除ということで六十歳以上は会議免除ってことにして欲しい。
世間では齢が上がるにつれ会議の数も増えるのが常。
クビにならない程度に出席しておこう。
(出席しようがしまいがクビになるときはなるんだけどね)
会議は1時間弱で終わるもそのあとの番組会議が長かった。
異動してきた人と話すのは疲れる。
きょうのメインイベントは夕方から。
A部氏と新装リニューアルした「よしむら」へ行きました。
きのう浜福鶴で買った「仕込六號」が手土産。
真新しいカウンター。
席数は前の店とほぼ変わらないけど、料理やお酒を置くスペースに奥行きがあって心地いい。
カウンターの背後のスペースも広くなって移動も余裕です。
何よりも厨房が広くなったのがいい。
前は二人が行き過ぎるのが窮屈そうだったもんね。
お、そういえば店の前に巨大なエアコン室外機があった。
吉村さんが言う。
「あれね、商品名がスリムボーイっていうんですよ」
どこがスリムやねんツッコミ必至の存在感です。
食材用以外に温度管理できる日本酒用の冷蔵庫がある。
ひとつは冷酒用で5度、もうひとつは夏場の常温用として15度保温、2つの部屋がある。
いまはコロナ対策で一品料理はなくて、お通し+おまかせ5品(3500円) のみです。
よしむら絶品の酒の肴5品を堪能しましょう。
まずは中瓶のサッポロ赤星から始めるのこと。
これはもうお酒でしょ。
ひとみさんにおまかせで選んでもらった冷たいの。
20年ぶりに復活した佐賀の「光栄菊」は元テレビマンが社長、酒に物語ありです。
例えたら僕の実家が廃業した酒蔵で、しばらく稼業としてテレビ番組の外部ディレクターをしてて、
その部署にA部さんが配属になり、いっしょに日本酒の番組を作ったことがきっかけで、
酒造りの当事者になろうと一念発起、酒蔵に修行に出て、蔵を再建したという物語。
僕らはただ飲んでるだけでした。
僕の実家は酒蔵だったわけでもなく。(笑)
佐賀県・光栄菊酒造が約20年ぶりに復活!─ かつて「菊鷹」を醸していた杜氏と挑む
3杯目は燗酒にします。
まだ少し前の酒が残っている頃合いに注文する。
世に待ちは数多くあれど、風待ち、凪待ち、潮待ちで一番ツライのが酒待ちだとA部氏は言う。
A部氏の連れ合いNさんは肴が先に来ても酒が来るま決して手をつけないらしい。
オススメは?と出てきたのはまたまた物語のある酒。
「磐城壽(いわきことぶき)」です。
山形の長井市とラベルにあるますが、磐城?
元は福島の浪江町で長年営んでいたそうです。
東日本大震災と津波、福島原発のメルトダウン。
浪江町は警戒区域にあり現在休業中、一時的に山形で醸しているそうです。
いつか浪江の蔵は復活出来るのでしょうか。
ごちそうさまでした。
夏の味を堪能した満足感です。
お酒も4種類ということは量にして2合半、ちょうどいい。
そういえば、来週は「よしむら」の隣の店「じょっぱり」へ行く予定。
たまたま先々週にエノテカで飲んだN戸さんのいきつけらしく田酒がおいしいと誘われた。
同じA部さんと来週もここいらで飲むことになりまして。
「じょっぱり」はその名の通り青森、津軽出身の方が営まれているお店。
吉村さんによるとリタイアされた気のいいご夫婦でやってるとか。
で、「じょっぱり」をググってたら最初に出てきた写真がこれ。
店の前で電話してる吉村さんがバッチリ写ってます。(笑)
ひょっとしてGoogleのストリートビュー?
それともユーザーの投稿写真?
投稿ならわざわざこれを選ばないよね。
まだ前の店の看板が出てるので下見してる頃でしょうね。
移転の話を僕が聞いたのはことしの1月で、そのときは改装工事にとりかかるなんて話だった。
これは去年の秋くらいの写真かな?
新「よしむら」、10年以上知っている前のお店じゃないというさみしさは少しある。
でも、環境整備されてスペース的に居心地良くなった。
何よりも、カウンターにいつもの人がいるという安心感。
次は通常営業になったらふらっと行きたいな。