きょうは節分、あしたは立春。
8時過ぎに起床、日記とWEB作業で手こずり午前中が過ぎてしまう。
THINGSアプリに詰めこみ散らかしたTODOを精査し整理しリセットする。
走る予定だったが走らずに昼ご飯。
鰯の塩焼きを食べる。
午後からTODOリセット作業の続き。
TOHOシネマ西宮で岩井俊二監督「ラストレター」を観る。
小さな5番スクリーンで平日の15時なのに50人ほど入っていた。
いつもの水野家のミンチカツサンド。
きょうは缶ビールではなく、眠くならぬようノンアルコールビールにする。
「ラストレター」
それほど期待してなかったけど、いい映画でした。
予備知識としては松たか子主演と岩井俊二監督であるということだけ。
映画が進むにつれ、お、広瀬すずだ。お、福山雅治だ、お、神木隆之介か。
終盤になって、ん、これは……中山美穂か、豊川悦治だ。
他に小室等、木内みどり、鈴木慶一、水越けいこらが登場。
映画は別に、みんな歳とったなあ、という別の感慨もあり。
役者で言えば一番の発見だったのが松たか子の娘と少女時代の二役を演じた森七菜という子。
「天気の子」でヒロインの声をやってた女優さん。
彼女の演技がいい。
自然で、見ていて楽しい。
天真爛漫に思わせて微妙な感情がふっと表情に出るとことか、思わず感情を寄せたくなる。
松たか子もそうだったけど、このヒロイン未咲の妹 裕里、不憫で、性格がめちゃ可愛い。
二人の女優もそれをよく表現してて、いいな 思ったし、この映画の魅力の半分くらいかもと。
物語はロマンチック過ぎるとも言われるが映画ってそういうものでしょと思う。
観ている自分のことを客観視することを禁じて、映画館の暗闇の中で現実を忘れる。
夢の中の映像みたい。
「ラストレター」では女優が美しい。
広瀬すずは何度も観ているが、この映画の透明感ある美しさは別格だった。
松たか子も森七菜も。
中山美穂もいい。
スナックで働く中年女性の生活感をうまく出していた。
岩井俊二という監督の作品を意識して観たことはなかった。
敬遠してたわけではないが、あまり面白そうなイメージがなかっただけかも。
調べたら「四月物語」(松たか子主演 1998年)がそうでした。
いまから20年近く前の映画で、ポスターに惹かれて観た記憶がある。
映画そのものにはさほど心動かされるものはなかったような。
いま観たらまた違う印象かもしれない。
岩井俊二、悪くないなあ。
音楽を多用するとこがちょっと気になったけど。
同じような浪漫派(?)の巨匠に大林宣彦がいるけど、
同時代に観られなかったからだろう。いま見るとかなり古くさい。
こういうのはタイミングの問題なのだろうと思う。
岩井俊二、調べたら奥菜恵の「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」も彼の作。
機会があれば他の代表作も見てみたい。
メールやSNSの時代にあえて手紙(封書)の物語。
広瀬すずや、松たか子や、福山雅治が机の上で手紙を書くシーンがいい。
郵便ポストの正面に向かい合って投函するシーンもいい。
郵便受けから封書を見つけて、心の準備をして読み始めるシーンもいい。
不肖ぷよねこも手紙をよく書いた。
特に旅に出ると絵はがき魔と化した。
思えば旅の愉しみの半分は旅先で絵はがきを書くことだったような気がする。
ここではないどこかに自分がいて、他の誰かのことを思って書くという行為。
ロマンチックですね。
見終わって無印やデカトロンを見て回り帰宅する。
恵方巻きを食べて、少し居眠りして、プール。
1時過ぎに就寝。