きのうジムトレをしながら「久米宏のラジオなんですけど」のラジオクラウドを聴いていた。
英国在住、保育士にしてエッセイストのブレイディみかこのインタビュー。
みかこさんの近著「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」についての話。
イギリスの公立中学に通う息子のことを書いた本。
みかこさんは1965年生まれだから今年で54歳、僕らより一回り下の世代。
僕が大学生の頃に中学生くらいだろうか。
福岡で育ち、若い頃にパンクロックにハマり、20代の頃は日本で働き、数ヶ月ロンドンで暮らし、
お金がなくなると帰国して働き、またロンドンへ出かけるような人だったらしい。
僕にとってそんな生き方は理想で、実際に僕も20代から30代に同じようなことをしていた。
海外に数ヶ月も滞在することはなかったけれど、日本で働き、海外を旅するサイクルは同じだった。
これが大事なことなのだけれど、みかこさんも話していたけど、彼女も僕も不安などなかった。
若かったし、働けばそこそこ(豊かではないが)稼げた。
身体も健康だったし、無理も効いた。
ラジオのインタビューでみかこさんが言う。
帰国するたびに日本が変わっていくのに気がつく。
いまは、みかこさんや僕がやっていたような大学を卒業してそんな生き方をする人は極少ない。
企業に就職もせずそんなことをしていると落ちこぼれる。
暮らしていけなくなる。そして、社会の底辺に落ちこんでしまうと不安になるのだろう。
僕らの時代、落ちこぼれるのもカッコいいと思ってた。
とにかく就職なんてしたくなかった。
してもすぐに辞めたし、二度としようとは思わなかった。
落ちこぼれても、まあ 何とかなるだろうと思っていた。
今はそうではないらしい。
でも、それは若者たちのせいではない。
貧乏だけど希望だけがあった時代 と モノは豊かだけど希望のない時代。
村上龍の「希望の国のエクソダス」で若者が言う。
「昔は良かった?そんないい時代だったら、どうしてそのままにしてくれなかったんですか?」
ところで、僕は希望のない世界から逃げ切れるのだろうか?
空の色が夏色。
玄関のドアを開けて、うわあ、と声に出るほど。
朝、プールへ行く。
理想の日常だ。
腕立て伏せ、スクワット、プランクは欠かせない。
さっぱりして帰宅、昼ご飯を食べる。
午後から出社、お気楽モードは続く。
まだ新社屋の素材送り、編集などのシステムに慣れるための助走が続いている。
夕方、ひさびさに大阪城をジョギングしようとランベース(ランニングステーション)へ行く。
オフィスから歩いて3分、エレベーターを入れたら5分と抜群のアクセス。
天満橋の少し先まで行き戻る。
4キロちょっとなのに汗が噴き出す。
去年の今頃は、走るとふくらはぎが攣ってたことを思い出す。
血糖値が200を越えていたのだ。