DVDで「ジョゼと虎と魚たち」を見た。
印象に残ったのは初めて海を見たジョゼと行きずりのサーファーに写真を撮ってもらうシーン。
「半押しでピント合いますから…」と恒夫が言う。
シャッター音。
冬の海、逆光、怒ってるようなジョゼ。
二人ともおそらくこれが最初で最後の旅だと知ってたのだ。
このところ甲子園には出かけるけど、ほぼ引き籠もり。
とりたてて圧のかかる仕事はなく、自主性に任されている仕事ばかり。
まあ、干されているのだ。
朝と昼が疲れている。
夕方以降はそうでもない。
疲労は筋肉疲労ではない。
当たり前だ。
運動はしていない。
どちらかというと内臓、肝臓や腎臓の機能低下。
倦怠感、そんな身体感覚がある。
メンタルがやられる。
かつて血糖値が爆発的に上がったときはこれの重度の症状だった。
今は…血液の数値にシリアスな問題はない。
夕方から夜にかけて元気になる。
昼寝をするせいかもしれない。
何が問題なのかな。
夜の睡眠で疲労回復が足りてないのだろう。
水分のとり過ぎで内臓が疲れているかも、とも思う。
アルコールはそれほど飲まないし飲めない。
缶ビール1本ほどがデフォルト。
飲もうと決めた日は缶ビール換算で3〜4本。
水中毒というのがあるらしい。
脱水にならないように水分をとれというのはわかるが、摂ると水だって消化しねければいけない。
家にいても水分は摂る。
ウイキルンソンの炭酸水、緑茶、麦茶、珈琲、牛乳。
常に何かを飲んでいる。
夏以外の季節ではあり得ない量。
内臓のフィルター機能を酷使する。
疲労がとれない。
お盆の時期、例年は何をしているのか?
2009年まで遡ってみたら…まあたいしたことはしてないね。
開き直るか。
きょうまたベーグルを焼いた。
4度目かな。
6個中、僕が5個成形した。
出来が悪いのは一目瞭然。
DVDで「天然コケッコー」を見た。
NHKの地域発ドラマ「ワンダーウォール」を見た。
やっぱり脚本がいいと思った。
というか好きだと。
「火の魚」「その街のこども」「カーネーション」の渡辺あやだった。
そういえば「ジョゼ」を見てない。
ジョゼ=池脇千鶴
「そこのみにて光輝く」「怒り」「きみはいい子」「万引き家族」「凶悪」
恒夫=妻夫木聡
最近「奥田民生になりたいボーイと…」を見た。
「悪人」「ジャッジ」「怒り」…ツマブキも結構見てるな。
これはちょっといびつに見えるけど意外に“ピュアな恋愛映画” だと思った。
乾いた喪失感も、心地よい切なさも好ましい。
激情は二人とも自分の中で抑えこみ別々に生きていく。
最後に恒夫がこんなことをつぶやく。
「別れても友だちになれる種類の女の子もいるけど、ジョゼは違う。
僕がジョゼに会うことは、もう二度と無いと思う。」
このセリフは田辺聖子の原作なのか、渡辺あやの脚本なのか。
冬の海辺のシーン、淡いトーンでフランス映画みたいだ、と思ったら…
マリオン・コティーヤールのこの映画を思い出した。
結局、きょうも籠もる。
午後おそくソファでコアラになる。
どこへも行かない。
昼前に腕立て伏せを40回して、プールを歩いたくらい。
夕食はシンプルにスパゲッティ。
ボロネーゼ。
ナポリタンはウインナーで。