ぷよねこ減量日記 since 2016

結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間 である。 (星野道夫)

2018/3/5 豊後竹田マラソン行 Day4

到着したのは朝6時20分、大阪南港は雨に煙っていた。

港は神戸が圧勝だな。

六甲の山と街のパノラマに吸い込まれていく感じがいい。

大阪はべったりしている。

ほぼ満席のさんふらわああいぼりー、学生のグループ旅行が目立つ。

弾丸フェリーのUSJ日帰りツアーがあるのだろう。

バスやジャンボタクシーが待っていた。

「帰りは長﨑まで夜行バスや」

女子大生らしき娘が話してるのが聞こえた。

そのまま会社へ行く予定だったけどいったん家に帰ろう。

トレードセンター前からニュートラムで住之江公園に出る。

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このニュートラムに最初に乗ったのは1979年の4月、はっきりと憶えている。

僕は21歳、金沢から大阪まで夜行列車で来て、フェリーで沖縄へ行ったのだ。

沖縄行有村産業の「飛龍」はかもめ埠頭というニュートラムの駅から離れた場所にあった。

4月、金沢は雪だったが、大阪は夏のような暑い日だった。

誰もいない埋め立て地を1時間近く歩いた。

その頃、ウォークマンも持っていなかった。

耳にはナベサダの「カリフォルニアシャワー」がリフレインしていた。

    

何てしあわせな時代だったんだ、と素直に思える。

今よりずっと日射しは強く、風は冷たく、僕はどこまでも歩くことができた。

回想から目覚めると61歳の僕がニュートラムの通勤客といっしょに運ばれている。

外は雨が降っている。

21歳の僕がこの事実を知ったらなんて思うだろうか?

 

六十のい手習い?

いやサバよんでました。

Instagramのストーリー、六十一の手習いです。

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